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さくらインターネット株式会社は、プライベート・ブロックチェーン「mijin」やビットコインの取引所「Zaif」を開発するテックビューロ株式会社(以下、テックビューロ)と提携し、プライベート・ブロックチェーンの実証実験環境である「mijinクラウドチェーンβ」を、さくらのクラウドを介して提供することを発表した。サービスは2016年1月18日に開始され、同6月30日まで無料で利用することができる。

三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行などメガバンク30行からなるR3コンソーシアムの組成や、英中銀がブロックチェーン技術者の公募を開始するなど、金融イノベーションを起こすべく、ブロックチェーン導入に向けた実証実験の動きが世界的に起こっている。今回テックビューロが提供する「mijinクラウドチェーンβ」は、その中でも完成度を高めた「実用レベルのプライベート・ブロックチェーン・プラットフォーム」だ。

さくらのクラウド上に構築されたブロックチェーン環境は、プライベートの利点を活かしマイニングのプロセスを排除している。これによって高いスループットを実現したほか、REST APIを通じて「mijinクラウドチェーンβ」のすべての機能にアクセスできるため、エンジニアにとっても使いやすい実行環境となっている。

「mijinクラウドチェーンでは、銀行レベルの勘定エンジンが動いています。」と、テックビューロの代表取締役社長である朝山貴生氏は話す。「提供するスペックは極めて平凡なものですが、一日200万トランザクションを安全に処理可能です。これは、実に日本の銀行の9割が動く規模。既に、今回提供するものよりも古いバージョンで銀行と実験していますが、4ヶ月間、日間840万トランザクションを処理できるブロックチェーンがゼロダウンタイムで稼働しています。」

ビットコインのブロックチェーンとは異なり、mijinクラウドチェーンβではネイティブでマルチシグやアセット(トークン)の発行管理もサポートしているとのこと。これらもREST API経由で実行可能だ。とりわけプライベートのブロックチェーンに関しては、金融業界を中心に重要技術と騒がれているものの、実際に稼働しているアプリケーションの例はあまりにも限られている。そうした技術環境に一石を投じるのが同社のサービスというわけだ。

「ポイントサービスや模擬銀行、登記システムなどは簡単に作れてしまいます。日本では、特にゲームで普及する可能性があると思っています。ゲーム内通貨、進行フラグ、アイテム所有などのトランザクションエンジンをブロックチェーンに置き換えれば、突発的なトラフィックでも落ちないバックエンドシステムが作れます。そういった、新しいマーケットアイデアにも期待しています。」

mijinクラウドチェーンβのサービス提供は2016年1月18日を予定している。無料/有料プランの登録は特設ページから可能で、無料プランに関しては6月30日まで利用できるとのこと。


mijin – mijinクラウドチェーンβ

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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