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ビットコインの急騰と急落に伴い、取引所への送信や引出しが加速した。これにより、時間あたりのトランザクション数が増大し、ビットコインネットワークは大規模な混雑に見舞われている。

ビットコインのトランザクションがネットワークに承認されるためには、マイナーに対して取引手数料を付加して送信する。マイナーは、トランザクションに付加された手数料を見てブロックに取り込むか否かを決定するため、自ずと手数料の額が小さいトランザクションは優先度が下げられ、その反対に手数料の額が大きいトランザクションは優先してブロックに取り込まれることとなる。

通常、ビットコインの採掘者に対して支払う取引手数料はトランザクション容量 1 byteあたり50satoshi(1億分の1BTC)程度。例えば、225byteのトランザクションであれば、11,250satoshi(225 × 50)≒12.4円が送信時の取引手数料目安となる。

しかし、この1年間のネットワーク混雑(スケーラビリティ論争の1つとして語られる)に加え、2016年末から年始にかけてのビットコイン価格急騰により、混雑状況はさらに加速した。

bitcoinfees.21.coが公開している情報によれば、現時点における適正手数料は100satoshis/byteだ。したがって、平時の2倍の取引手数料を支払わなければ、ブロックに取り込まれずに無視されることとなる。何人かのビットコインユーザーは、平時の手数料を支払ったために、ブロックに取り込まれず、トランザクションが一時的にプールされるmempoolから破棄される72時間の間、BTCがロックされる事態になった人々も見受けられた。

これを受けて、ライトコインのデベロッパーであるチャーリー・リー氏、および米コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏は、「Segwitの採用を進めるべきだ」とTwitterでコメント。1秒間で100万トランザクションを処理可能なオフチェーンソリューション「ライトニング・ネットワーク」の採用を早める「Segwit」(Segregated Witness=署名の分離)は、現時点においてはマイナーの反発にあい、採用がなかなか進まずにいる状況だ。

現在のmempool容量は26MBで、ブロックに取り込まれていない未承認トランザクションは1.6万にのぼる。昨夜にはmempool容量は40MBに達し、手数料目安は120satoshis/byte、未承認トランザクション数は5万に達した。

ビットコインの価格は、昨日4日には日本円で15万円を付けたが、18時ごろより30%急落し現在11万円前後を推移。翌朝5日には若干価格を戻したものの、17時を境に再び急落した。

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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