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モスクワ近郊にある930平方メートル(約280坪)の豪邸が3000ビットコイン(BTC)で売りに出された。ロシア初のビットコイン建の不動産物件となる。

査定時の価格は約4.8億ルーブル(約8.5億円)だったが、現在の価値はすでに13億円以上になっている。しかしビットコイン建では今も3000 BTCのまま据え置きだ。

ビットコインでの売り出しは、売り手のたっての希望による。しかし、ロシアにおいて仮想通貨の法的位置づけは定まっておらず、取引の前途には暗雲が立ち込めている。

この物件を担当する不動産業者のルミヤンツェヴァ氏は「売買成立までに法的枠組みが確定しなければ、買い手はルーブルで支払わざるを得ないかもしれない」と話す。

今年4月にロシア政府は、10月までに仮想通貨関連の法案を作成する予定だとしていた。しかし昨今のビットコインのボラティリティの高さや、米国政府によりシャットダウンされた取引所BTC-eの問題もあってか遅延しており、法案が完成する見込みは一向にたっていない。また、仮想通貨をどう定義するかも決まっていない。5月には中央銀行がデジタル物品とし課税対象とすべきと提言していた。しかし今月に政府担当者は、米国のように有価証券、資産またはコモディティと定義することを示唆している。

もし、ビットコインが「通貨」に類似したものとしてとして定義されれば、不動産の支払いには使えない。ロシアでの不動産購入には自国通貨ルーブルでの支払いしか認められていないからだ。しかし「有形資産」と定義されれば、バーター取引(物々交換)として使用できる可能性がある。

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