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ロシア最大の証券保管振替機関、National Settlement Depository(NSD)は2年間におよぶ実証実験を経て、ブロックチェーンのメリットを享受するためのマイルストーンを定めた。

NSDのイノベーション・ディレクター、アーテョム・ドヴァノフ氏によれば、プライベート・ブロックチェーン、一種の分散型ストレージシステムは集中型のシステムと比較して、目を見張るほどのユースケースの数は限られている。

「その記録情報に法的拘束力がなければ、ブロックチェーンは役に立たない。」と、ドヴァノフ氏はCoinDeskの取材に対し答えた。「しかしマルチパーティ環境における外部手段としての利用は、集中型システムのリスク対策を強化できる」

金融のグローバル化が進むにつれ、証券決済のリアルタイム監視はシステミックリスクへの対抗策として需要が増大している。NSDはブロックチェーンに係る実証実験のほか、2016年内に2つの証券保管振替機関とパートナーシップを締結した。同4月にNSDが公表した、NXTを用いた分散型プラットフォーム「E-Proxy」は、その顕著な例となる。E-Proxyは、米NASDAQとエストニア政府の共同研究と同様、証券保持者のグローバル化に答える代理投票ソリューションであり、伝統的なインフラストラクチャと組み合わせることを前提にしている。

ドヴァノフ氏によれば、「ブロックチェーンは仲介者をなくす」という業界内の宣伝文句は迷信に過ぎず、完全に取り除くことはないとのことだ。現在、NSDはブロックチェーン上で「機密情報」を扱うための研究に取り組んでおり、2017年内にはHyperledgerプロジェクトへの「限定的な解決策」を提示する予定としている。


CoinDesk

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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