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こんにちは、ヨーロピアンです。

今月の定点観測です。
中国における暗号通貨取引所の当局規制が大きな話題となり、そして相場を激動させた9月でした。

ETH(Ethereum)

ETH

先月同様、今月も手を出しづらい状況が続きました。

BTCが対フィアットで大きく売られる中、ETHも同程度に売られてほとんど横ばいのチャートとなっています。

数ヶ月前からの傾向ではありますが、やはり気になるのは出来高の減少でしょう。小康状態の相場ではよくあることとはいえ、出来高の減少と共にチャートに勢いが感じられなくなっているのは気にするべきポイントです。

古くから「閑散相場に売りなし」という格言がありますが、市場参加者が移り気な暗号通貨のような極端な新興市場の場合、格言通りとはいかない場合が多いことに注意してください。出来高が漸減している銘柄はそのままダラダラと値を下げる傾向にあります。

一方、ETHは来月10月に「Metropolis」と呼ばれるハードフォークを控えています。匿名性やセキュリティの強化など好感される内容が含まれている一方、採掘難易度の変更など判断が難しいものもあります。だからこそなのか、あるいは中国の動向に市場参加者が目を奪われているためか、チャートを見ても織り込まれている様子はほとんどありません。今の暗号通貨市場では「技術的なことはよく分からないけれど、なんだかすごそうだ」という理由で資金が流れ込んでくることも十分にありえますから、メインネットでのフォークが間近になり大きな話題となる前に仕込みを作っておくのも面白いと思います。

総評するとテクニカルからはあまり手を出したくない、ファンダメンタルズからはチャレンジも一考というところでしょうか。しかしながら決して期待値は悪くはないので、どこに投機するか迷っている方はイベントを控えたトレードの練習として参加する価値はあると考えます。

XRP(Ripple)

XRP

前回のレポートでは「打診的に拾って良い水準」と評価しました。

その直後全くの偶然で、謎のカウントダウンマーケティングが始まったことで大きく値を上げています。典型的なラッキーパンチでしたが、このレポートを読んで拾っていた方はおめでとうございます。笑

3日間のカウントダウンから発表までの流れでは「噂買いの事実売り」が見事にワークする展開で、発表前に上手にクローズできたなら投機額を2倍前後にすることができたはずです。イベントに乗れたこと自体は偶然でも、クローズのタイミング一つで大きくパフォーマンスは変化してきます。この辺りは相場への参加経験がダイレクトに響いてくるポイントです。

さて、発表内容は「大物を集めて講演イベントやるよ」というもので市場では肩透かし気味に捉えられていました。その反応がもっともである一方、Ripple社があくまで金融界と対話をしながらエスタブリッシュ路線を進みたがっているという事実を強く再確認できるという側面が存在していたことも意識して置かなければなりません。既存金融機関との連携を目指す以上は無頼漢ではいられませんから、今回の発表については彼らの思想に正しく合致しているものであるということです。

LTC(Litecoin)

LTC

先月は「Segwit2xの話題が盛り上がるまで手出し無用」と評価しました。

今月は強烈なリバーサルを狙うと見せかけたところで、行って来いで下落するという非常に難しい相場となっています。このような相場は怪我をすることが多く、やはり手出し無用という判断で良かったと思います。

今月の見通しも変化ありません。10月末日頃までにはSegwit2xの話題が盛り上がる可能性がありますから、今は下手に手出しをせずにエントリーのチャンスをじっくりと待つべきだと考えます。

DASH(Dash)

DASH

先月は「匿名性暗号通貨にアンダーグラウンドマーケットの資金が流入してくる」と評価しました。

その後DASHには徐々に資金が流れ込みチャートの形は大きく改善しています。暗号通貨全体が波乱相場となる中でかなりの大健闘と言えるでしょう。チャートは完全に「買い」と言っても良い、非常に力強い形となっています。

ただし再三の注意となりますが、日本の金融庁による規制の期日までもうあまり余裕がないことは忘れないでください。アンチマネーロンダリングを掲げている以上、匿名性の高い通貨(DASHの匿名性は正確には100%完全なものではありませんが)がやり玉に挙げられてしまう可能性が残されています。
仮に日本で規制となっても日本マネーの流入量が大したことがなければ大きなネガティブインパクトとはなりませんが、その流入量を正確に測定するのが難しいというのが現状です。

MONA(Monacoin)

MONA

先月危惧したネックラインはサポートで耐えきり、再びリバーサルを狙える形となりました。BTC/JPYの上昇の影響がある一方、MONA/BTCも出来高を増やしながら徐々に底値を切り上げてきていることは見逃せません。

この上昇を支えた背景として、中国取引所のABwang(現在は中国取引所規制の影響でアクセス不能)への上場がありました。
MONAのように元々時価総額が非常に低いコインは資金の流入ルートが増えるだけで急騰することが度々あります。典型的な例はBitfinex上場後のIOTAでしょうか。ABwangは非常に小さな取引所でしたが、それでも新規上場されるだけでかなりのポジティブインパクトを相場に与えるという事実を我々に再確認させてくれました。

これはMONAに限ったことではなく、例えばBittrexのような新興コインを多く取り扱っている取引所で継続的に出来高の増えてきたコインは後々に大手取引所で採用される確率が高まります。中にはそういった銘柄を分散して買い仕込んでおき、上場を的中させることで資産を増加させていくという戦略を取るトレーダーも存在するようです。