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アメリカの投資情報番組「Fast Money Halftime Report」に出演した著名投資家のハワード・マークスは、ビットコインの本質的価値について疑問を呈した。ハワード氏は投資戦略や経済情勢を伝える「オークツリー・メモ」の著者としても知られており、そのメモにおいてもビットコインならびに仮想通貨を「実態のない一時的な流行(もしくはピラミッドスキーム)」と評している。

CNBCのインタビューにおいてハワード氏は、「(ビットコインは)価値の媒体ではなく、トレードの媒体である。ビットコインの根底にある価値が何なのか分からない」と述べた。

ハワード氏は、「自分はデジタル通貨の素晴らしさを理解するには、技術的な理解が遅れすぎているのかもしれない」と前置きしながらも「仮想通貨が世間に受け入れられることは、金融に対するナイーブさや、向こう見ずな希望的観測が蔓延っていることの証に過ぎない」と辛辣である。

投資とは本質的価値に対して価格が割安であるとき行われ、投機は本質的価値とは無関係に別の誰かが将来自分の購入価格以上で購入してくれる際に行われる。

オークツリー・メモでは新たな仮想通貨を生み出す仮想通貨を購入するために別の仮想通貨を購入するような状況が紹介され、ドットコムバブルと対比させながら警鐘を鳴らしている。ビットコインの本質的価値は、古参ビットコイナーの間でも議論されてきた。ビットコインはプルーフ・オブ・ワーク(POW)を採用しているため、ネットワークの維持にはマイニング機器や電気代等のコストがかかっている。

ネットワークのハッシュレートはどれだけのマイニング機器と電気代が投下されるかに依存するが、それらの投資はマイニングによる経済的リターン、つまり採掘難易度とビットコインの価格によって変動する。ビットコインのセキュリティはビットコインの価格やネットワーク普及度に連動する形で担保され、このセキュリティの頑健性とトラストレスなネットワークがビットコインの本質的価値となっているとも言えるだろう。

ビットコインの価格が高騰している局面においては、市場の盛り上がりやそのアイデアの先進性ばかりが注目され、ビットコインの価値を理解しない伝統的投資家の意見は無視される傾向にあるが、この「オークツリー・メモ」は金融業界の著名投資家達の仮想通貨に対するスタンスを探るという意味でも一読の価値があるだろう。


CNBC
Oaktree Capital

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