LINEで送る
Pocket

スクリーンショット 2017-08-29 19.36.18

オンライン配車サービスを展開する米スタートアップのウーバーが、米旅行代理店サービス大手のエクスペディアのDara Khosrowshahi CEOの引き抜きを計画している。今年五月にウーバーの共同創設者のTravis Kalanick氏は、度重なるセクハラスキャンダルが原因で辞任に追いやられていた。

次期ウーバーCEO候補のDara氏はエクスペディアでビットコイン決済方法を導入し、個人としてもビットコイン・スタートアップの21incに投資をするなど、仮想通貨に対してかなりポジティブな人物だ。エクスペディアは2014年よりホテル予約のビットコイン決済を開始しており、米大手仮想通貨取引所のコインベースの決済代行サービスを通じて行われる。ユーザーのビットコインはコインベースに送られ、その決済情報をもとにエクスペディアが宿泊手続きをする。

仮にDara氏がウーバーのCEOに就任すれば、ウーバーがビットコイン決済を始める可能性が高まる。ウーバーは世界70カ国以上で展開され、現在世界で最も価値の高いスタートアップ企業だと言われている。残念ながら日本では白タク規制などにより、国家戦略特区などの一部の地域のみで利用可能となっている。

ウーバーは、アルゼンチンでも日本同様に地元タクシー組合から強く反発を受けている。今年はじめにアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われた裁判でも、営業停止を求められていた。地元クレジットカード会社はウーバーへの決済サービスを止めるよう国から求められていたが、ウーバーユーザーはビットコインに紐付けられたVISAカードで決済するなどのイタチごっこが続いていた

ウーバーでビットコイン決済が可能になれば、仮想通貨業界に取ってはかなりポジティブなニュースになるだろう。しかしエクスペディアでのビットコイン決済は、コインベースが管理をしているため、ビットコイン決済のトラブルが起きた際にエクスペディアとコインベースの連携が悪く、ユーザーがこの2つの会社をたらい回しにされる事案も発生している。

米ウーバーは公道での自動運転テストの許可書を取得せず、実証実験を繰り返すなどのトラブルを起こしている。しかしその攻めの姿勢が今の成長につながっている。規制の壁と摩擦を起こしながらも、常に時代の最先端をハックするのがウーバーだ。どうせなら、代行ペイメントサービスを使わずビットコインだけでエコシステムを回すくらいのことはしてほしい。

  • ビットコインニュースを毎日お届け!

    BTCNの最新ニュースを毎日お昼ごろお届けします!

  • BTCN公式アカウントをフォロー

    follow us in feedly
シェアする

この記事を書いた人

真田雅幸
真田雅幸
decentralize システムに興味あり。仮想通貨リサーチャー。 大学で経済学を学び仮想通貨にフリーマーケットの可能性を見る。