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Coinbaseのエンジェル投資家で創業メンバーのひとり、オラフ・カールソン=ウィー氏が今年7月に立ち上げたPolychain Capitalが、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)、ブースト(Boost VC)、ユニオンスクエアベンチャーズ(USV)などから1000万ドルを調達したことが明らかになった。

一般的に、ベンチャーキャピタルやヘッジファンドがイーサリアムやビットコインのようなプラットフォームの上で発行される「プロトコル・トークン」を直接保有することはない。Polychain Capitalは、こうした資本市場の(リスクや法制度の未整備などの)制度的な非対称性を逆手に取ったビジネスモデルを展開するスタートアップだ。

カールソン=ウィー氏によれば、仮想通貨業界で培った経験と洞察力を強みに、ビットコイン(BTC)やイーサー(ETH)、その他のプロトコル・トークンに対してデュー・デリジェンスを行い、投資判断を行うとのこと。

「オープンソースの創業者と創業メンバーがプロトコル・レベルから直接マネタイズする上で、これらのトークンは極めて重要です。」と、カールソン=ウィー氏は声明の中で話す。「我々は既に、多くのブロックチェーン・ネットワーク創業者が彼らの創造力から富を得た事例を見てきました。」

ブロックチェーンICO(Initial Coins Offeringsの略; IPOをもじった造語)は、オープンソースプロジェクトの新たな資金調達手段として注目されている資金調達手段だ。「プロトコルの時価総額は、常にその上に構築されたアプリケーションの合計した時価総額よりも遥かに早く成長する。」ユニオンスクエアベンチャーズのアナリスト、ジョエル・モネグロ氏は自身のブログで語っている。

a16zとUSVは、過去にもプロトコル層への投資を積極的に行なってきた実績がある。分散型EC市場プロトコルOpenBazaarや、分散型コンテンツ市場プロトコルMediachainは、その一端だ。ICO市場は、資金調達からサービスのローンチ、投資家のエグジットのスパンが1年程度と極めて短いタイムサイクルで回転する。

ブラッド・バーナム氏、ユニオンスクエアベンチャーズのパートナーは、カールソン=ウィー氏を「トークンの価値を長期的な視点で評価ができる、ごく限られた人物」と讃えた。カールソン=ウィー氏は、「ブロックチェーンのアセットは体系化されつつあり、多岐にわたる。今やビットコインのブロックチェーンだけではなく、投資の上では、多様なポートフォリオを組むことが重要だ」と話している。

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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