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こんにちは、田中です。普段は主にBTC/JPYのシステムトレードを生業としているのですが、余った資金で有望なアルトコインを購入し中長期で保有するトレードも積極的に行っています。

今回はアルトコインを購入する前に判断材料とすべき指標についての解説です。
その前に、まず皆さんのアルトコイン取引のスタイルはどのようなものでしょうか。1つの銘柄に集中して資金を投下する派、複数の銘柄に分散して資金を入れる派、ビットコイン100%派、手法は人それぞれだと思います。大きなリスクを許容できる資金と精神力をお持ちの方なら一点集中投下でも問題ありません。しかし、ほとんどの方は、乱高下するアルトコインの価格変動に伴う資産変動には耐えられないのではないでしょうか。このリスクを減らすためにオススメなのは様々な銘柄に分散して資金を投下することです。つまり、ポートフォリオの構築です。

この記事ではアルトコインのポートフォリオを構築するために重要となる指標を3つ取りあげ、それぞれの指標を用いた場合、どのようなポートフォリオができるのか順を追って解説していきます。

※ ビットコイン/アルトコインの価格変動幅はとても大きいため、実際に投資を行う際は余裕資金を使うことを推奨します。なくなったら困るようなお金を使うのは本当に危険です。この点だけは気をつけてください。

目次

  • 時価総額
  • 取引所における取引ボリューム
  • トランザクション数

時価総額

時価総額とは、”発行済コインの数” × “価格” の式で表される数字のことで、そのコイン全体の価値の総和を表します。一般的に、時価総額の小さなコインはボラティリティ(価格変動幅)が激しい傾向にあります。時価総額の大きなコインを大きな割合でポートフォリオに組み込むことで、ポートフォリオ全体としてはある程度資産変動を抑えることができます。

2017年7月25日時点における、時価総額上位10のコインをその割合に応じてポートフォリオに組み込むと以下のようになります。(出典: https://coinmarketcap.com/

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  1. Bitcoin [55%]
  2. Ethereum [25%]
  3. Ripple [9%]
  4. Litecoin [3%]
  5. Dash [2%]
  6. Nem [2%]
  7. Ethereum Classic [2%]
  8. IOTA
  9. Monero
  10. Stratis

ビットコインとイーサリアムで約80%を占めることになりました。これをもとにポートフォリオを構築するとしましょう。仮に10BTC持っていた場合、5.5BTCはビットコインのまま、2.5BTCでイーサリアム(ETH)を購入、0.9BTCを使ってリップル(XRP)、0.3BTCをライトコイン(LTC),… という感じに購入していくとポートフォリオが完成します。

個人的に、時価総額に基づいたポートフォリオを作成することはおすすめしません。なぜなら、昨今の仮想通貨の世界では、ビットコイン/アルトコインの仕組みがよく理解されないまま資金投下されている傾向が強く、このような状況下では不当に価格だけ釣り上がるということが起きやすいからです。

取引所における取引ボリューム

コインの価格を決める重要な要因の一つに流動性があります。これは取引所においてどれだけ活発に売買されているかという指標です。

「大手の○○取引所に○○○コインが上場!」というニュースが流れた後、そのコインの価格が上昇する現象を目にしたことはないでしょうか。これはコインの流動性が上がることを好感して買いが入っているという背景があるためです。

一日あたりの取引ボリュームをもとにポートフォリオを作成すると以下のようになります。

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  1. Bitcoin [46%]
  2. Ethereum [27%]
  3. Litecoin [9%]
  4. Dash [5%]
  5. Ripple [4%]
  6. Bitshares [2%]
  7. Ethereum Classic [2%]
  8. Status
  9. EOS
  10. Qtum

時価総額のグラフと比較すると面白いデータが見えてきます。例えば、時価総額ランキングでは上位にいるが、取引ボリュームランキングにはない、またその逆などです。

時価総額が大きいのに取引ボリュームが少ないコインを買ってしまうと、流動性がないため売却する時に不利な価格でしか約定しない、といったことが起こることも容易に予想できます。

トランザクション数

実際に利用されていなければ、そのコインに価値はありません。誰も使っていないのに価格だけは上がっている。そのようなコインのチャートは砂上の楼閣同然だと言えるでしょう。

1日あたりのトランザクション数は各アルトコインのブロックチェーン・エクスプローラから参照することができます。かなり大変な作業であるためグラフは割愛させていただきますが、やる気のある方はぜひチャレンジしてみてください。投資的な観点においても、優位性のあるデータが得られると思われます。おそらく、ビットコインとイーサリアムのトランザクション数がほぼすべてを占めていたという結果になるでしょう。(参考: http://btcnews.jp/3f0rh31511501/

その他の方法

上記に挙げた3つの指標を組み合わせてポートフォリオを作成するといった方法もあります。例えば、”トランザクション数” ÷ “時価総額” の数値を算出するといった具合です。この場合、実際に利用されているのに価格の上昇が伴っていないコインを大きな割合でポートフォリオに組み込むことになります。

他にも、サードパーティ製のアプリケーションがどれだけ充実しているかなども重要な判断材料です。例えば国産の仮想通貨であるモナーコインはmonappytipmonaなど、利用者が独自に開発したサービスが数多く存在するため注目に値するのではないでしょうか。

自分独自の指標を作り、パフォーマンスを測っていくと面白いかもしれません。

国内の取引所でもアルトコインの取扱いが増えており、以前よりもかなり売買しやすくなりました。アルトコインは、ビットコインには実装されていない機能が備わっており、将来的にそれらの機能がビットコインにフィードバックされるかもしれないという点において、存在意義、価格がつく根拠が十分にあります。もちろん、売買をすることで流動性を作ることも、アルトコイン、そしてビットコインに対する貢献にもなります。

それでは、これからも売買を楽しみましょう!
Happy Trading!

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