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直近におけるマーケットの興奮を反映するように、イーサリアム上に発行されるトークンを分散型サービスを用いて取り扱うためのプロジェクトが急増している。0x、Omise、Swapは、いずれも5月に発表されたプロジェクトであり、イーサリアムのための分散型取引所だ。

イーサリアム・トークンはERC20(EthereumのためのRFC)と呼ばれる技術仕様に沿って発行され始めており、これに準拠したトークンであれば、どれも同様に送信・受信できるようになる。そのため、通常、仮想通貨をウォレットで取り扱うためには、それぞれのプロトコルに合わせて個別の開発が必要になることが多いが、ERC20トークンはその限りではなく、ERC20フォーマットに対応したウォレットを利用することで、例えば、汎用的な手続きによってトークン名を指定するだけで送信したり、受取のリクエストを出したりすることが可能だ。

これを応用したのが0x、Omise、Swapのような分散型取引所だ。0xは既にライブローンチしており、Omise、Swapはコンセプト段階にとどまる。既にBitsquareやCoinffeineのようなP2P取引所、あるいはビットコインにおけるCounterpartyがあるものの、ERC20対応の分散型取引所ができることで、あらゆるトークンでETH払いができるようになる可能性がある。

ERC20トークンへの需要は日に日に増し、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と呼ばれる新たな資金調達手法を用いたプロジェクトが、3分足らずで10億円超相当のETH(Ethereumのネイティブトークン)を集めた事例もある。慣習的に、ICOに出資したクリプト・インベスターは投じた金額によってプロジェクトが発行するERC20トークンの比例分配を受けることになるが、分配時期はプロジェクトによって様々だ。たとえば、プラットフォームがローンチしてから発行されることもあれば、ICO直後に発行されることもある。

分散型取引所は、ユーザーの資産は取引のエグゼキューションの瞬間までユーザーの手元にあるという点で、中央集権的な銀行や取引所よりも安全だ。今後、仮想通貨技術が発展・普及するほどに、分散型取引所への需要は増していくことだろう。

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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