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韓国のKEBハナ銀行がブロックチェーンの実証を終え、顧客の認証情報と決済システムの基盤にブロックチェーンを適用する計画であることを明かした。KEBハナ銀行は、今年4月にR3コンソーシアムに加入して以来、関連会社のハナI&S・IT研究所と共同でブロックチェーンの研究開発に取り組んでいた。

「KEBハナおよびハナ・フィナンシャル・グループは、積極的にR3プロジェクトに参加し、プロトタイプ開発に取り組んできた」と、シニア・マネージング・ディレクターを務めるハンジュン・インソン氏は話す。「我々は、世界進出への足がかりとしてブロックチェーン・ベースの金融プラットフォームを利用するつもりだ」

韓国の金融機関は、世界的に見ると韓国最大手の新韓フィナンシャルグループも保有総資産で75位(ザ・バンカー, 2013)と、それほど大きな存在感を示しているわけではない。低コスト、高速な決済システム基盤として期待されるブロックチェーンを活用することで、この状況を打破する。それがインソン氏の狙いだ。

また、LGエコノミック・リサーチのジュリー・ハン氏は、韓国内における潮流がビットコインではなくブロックチェーンに大きくシフトしていると話す。

「議論はビットコイン等の仮想通貨を超え、ブロックチェーンの衝撃と成長力に拡張している。その利便性とコスト効率化は、ブロックチェーンに信任をうけたトランザクションによってもたらされる。個人やビジネスは、市場介入や管理者なしに金融取引が可能となるだろう」

極度に集中化したシステムは、その内部において完成された効率化を実現するが、セキュリティを一度破られれば個人情報などの機密情報が漏洩するだけでなく、セキュリティ対策にかかるコストも膨大なものとなる。2014年には、KBカード、ロッテカード、NHカードなど韓国大手カード会社3社から1億400件の個人情報が漏洩した。国際決済システムSWIFTの報告書では、世界中の金融機関がブロックチェーンを採用した場合400億ドルのコスト削減につながるとの概算も出ている。

ブロックチェーンに取り組む韓国の銀行はKEBハナ銀行だけではない。新韓銀行はビットコイン送金サービスのStreamiに出資すると同時に、ゴールドの購買証明をブロックチェーンに記録するサービスのプロトタイプ開発にも取り組んでいる。また、KB国民銀行はCoinplugと共同でブロックチェーン・ベースの送金および個人認証システムの開発を進めており、NH農協銀行は、ヒュンダイ、Korbitと共同でブロックチェーンの実証実験を開始した。

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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