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bank-accepted-virtualcurrency9月24日、リップルラボ(Ripple Labs, Inc.)はリアルタイムの国際送金サービスを提供するため、新たに米国銀行2行と締結したことを公式ブログで発表した。

今回リップルプロトコルを採用したのは、ニュージャージーのCross River Bankと、カンザスのCBW Bankだ。実は、銀行への導入は初めてではない。今年の5月にも、ドイツのFidor Bankへとリップルの送金プロトコルを導入した実績がある。これにより、リップルの低コストかつ高速な通貨の転送、送金を、銀行を通して安全にドイツーアメリカ間で行うことが可能となった。

仮想通貨と銀行の対立

ビットコインやリップルなどの仮想通貨は伝統的な銀行業と対立するのではないか、と考える人は少なくないだろう。確かに、仮想通貨が既存通貨に置き換わるという一部の主張を信じるのであれば、銀行は断固として否定せざるを得ないだろう。しかしながら、殆どの人は歴史ある銀行の、安全で信頼の出来る伝統的な取引を求めており、現実的には、仮想通貨がドルや円に代替する可能性は非常に少ない。

故に、仮想通貨コミュニティは政府や銀行と共存し、技術的な革新と利便性を活用したサービス展開を行わなければならない。そして、CBWやCross River Bankのようないくつかの銀行は仮想通貨の技術革新を、分散的な取引システムとして取り入れ始めようとしている。Cross River Bankの社長兼CEOのGilles Gadeは次のように語っている。

“当社の企業顧客は、Webによる高速取引を期待していますが、伝統的な金融システムによる安全かつ信頼できる方法を望んでいます。リップルはすべてのコンプライアンス要求と支払いルールを満たしながら、私たちの顧客が即座に国際送金することを現実のものとするでしょう。私たちはお客さまのために、より高速で、より良心的な価格かつ信頼のおけるものとしてリップルを展開する、米国で初めての銀行となれることに非常に興奮しています。”

また、CBW Bankの会長兼CTOであるSuresh Ramamurthiは今の銀行業務には多くの無駄があることを指摘している。

“今日の銀行では、300年前からある古い紙台帳をただ電子形式に変換しただけの、時代遅れな取引プロセスを提供しています。”

現在、CBW Bankでは柔軟かつ安全な、信頼のおける通貨の国際間送受信を可能なものとするため、ヤントラ(Yantra Services, Inc.)の国際送金における固有のコンプライアンス、リスク・スコアリング、モニタリング、リスク管理体制を展開している。

リップルラボは最後に、今回の発表はラボのビジョンを数ヶ月検証した結果の集大成であるとし、「これは始まりに過ぎない」と締めくくった。

(画像出典 via Ripple Labs)

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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