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英大手銀バークレイズは、R3Cevが最近公表した分散台帳ソリューションCordaを利用し、スマートコントラクトを用いたブロックチェーン技術のユースケースを探っている。

先週ロンドンにおいてホストされたサミットでは、バークレイズは金利スワップ取引におけるプロセスを想定した投資銀行アプリケーションのデモを披露。銀行間のスワップ取引を記述した契約書を、作成日や執行日、金利、決済手段などを設定可能なテンプレートエディタを用いたスマートコントラクトの作成方法、スマートコントラクトがブロックチェーンに載せられ、ノード間で情報伝達が行われるプロセスを説明した。

「銀行は現在、各自で管理している台帳の維持に冗長で莫大な労力を投じている。あまりにも複雑になりすぎているのだ。」同プロジェクトを主導するバークレイズ・投資銀行部門CTOを務めるDrリー・ブレイン氏はそう語る。「スマートコントラクトやブロックチェーンは、銀行が行う金融コントラクトの課題を解決できる可能性がある。そして、スマートコントラクトのためのテンプレートエディタは、スマートコントラクト普及の最後のピースになりうる」

バークレイズはこれまでの間、ビットコインを含むさまざまなブロックチェーン技術の実験に取り組んでいる。その中でも、バークレイズが特に注力しているのは「現実世界の契約執行をブロックチェーン技術を用いてどのように行うか」だ。

「(R3の)コンソーシアムを通じて、我々は様々なスタートアップや銀行と協力してきた。我々は金融業務における法務・契約に理解があるが、スタートアップはそうではないかもしれない。このような専門知識を共有していくことで、この技術の実現を早め、参入者を拡げることができるだろう。」

インキュベーションプログラムを通じて、ブレイン氏はスタートアップが抱える知識の問題に気がついたという。そのため、現在バークレイズの法務チームはスタートアップと密に連携し、金融コントラクト、デリバティブ取引フローの自動化に向けた取り組みを行なっている。バークレイズは今後数ヶ月の間に、金利スワップ以外のデリバティブにスマートコントラクトを適用していくとのこと。今年の夏には、少なくとも2つのプロトタイプを披露すると意気込んでいる。

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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