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ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)元局長であり、世界で最も厳しいビットコイン規制「BitLicense」(ビットライセンス)を作成したベン・ロースキー氏が、現在ブロックチェーンを用いたデリバティブ決済のインフラを構築するAxoniの規制アドバイザーを務めていることが明らかになった。Axoniは、JPモルガン・チェース、DTCCなどが先日公表したクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)における実証実験のためのシステムを構築したスタートアップだ。

ロースキー氏が新たに設立したロースキー・グループ(Lawsky Group)では、ビットコインやブロックチェーンに携わるクライアントに向けた金融コンプライアンス遵守のためのコンサルティングサービスを展開している。同社のメンバーには、NYDFSでスポークスマンを務めていたマシュー・アンダーソン氏も加わっている。

「我々は、今後広く金融に係るコンサルティングを行うつもりだ。テクノロジーに関する広報活動も行なっていく」と、アンダーソン氏は声明の中で語った。ビットライセンスの制定によって、米国に本拠を構えていないビットコイン企業の多くや、米国内のいくつかの関連スタートアップはニューヨーク州の人々に対してサービスを提供を停止している。規制を歓迎する人々も少なからず存在することは確かだが、一方で本規制を心地よく思っていない人々が多いのは事実だ。しかし、ベン・ロースキー氏は昨年の6月、規制について「有益な技術革新を抑圧することなく、消費者の保護と、不法行為の根絶を行うためだ」と話している。

同社に対するコミュニティの反応はまちまちだ。Third Key SolutionsのCEOであるパメラ・モーガン氏は、ロースキー・グループが規制産業と規制当局の関係構築に焦点を当てている点がスタートアップとして特異であり、同社を「最上のクローニー・キャピタリズム」(注:仲間うちでの排他的な資本主義)と評した。また、BoostVCのファウンダーであるアダム・ドレイパー氏は、「民間でもビットコインやブロックチェーン技術に貢献していることは評価に値する」とコメントしている。

また、Shapeshiftの創業者であるエリック・ボーヒーズ氏は、「共産主義国的だ」とロースキー氏を批判している。

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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