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アルゼンチンにおけるビットコイン決済採用数は、昨年から倍増している。2011年から続く資本規制と、二桁を超えるインフレ率への懸念から来る不安によるものだ。

南米第二位の経済国であるアルゼンチンは、皮肉にも、ビットコインにとっての肥沃な大地と言われている。外貨による支払いは恣意的な交換レートによって受取額が目減りしてしまうアルゼンチンにとって、即時換金可能かつ公正なレートで取引可能なビットコインの採用は自然な流れだった。

ビットコイン決済の採用を特に推し進めているのは、観光客向けの商売を行う中小企業だ。外貨建てのクレジットカード決済を受け付ける際、ペソで受け取るのではなく、一度ビットコインを経由してから国内の取引所で換金することで、50%の増収が見込める。簡易宿泊所の経営者は語った。

「(ビットコインを)2年前に聞いた時はよくイメージできなかったし、不審に思っていました。でも、今より状況がよくなるのならと、リスクを取ることにしたんです。そうしたら、すぐに良い効果が現れました。ビットコインを介すことで、公定レートよりも50%高く売ることが出来たのです。」

資本規制は、今年10月に行われる大統領選を経て解決へ向かうと期待されているが、アルゼンチンの経済学者ジョン・ルイス・エスペル氏によれば「解決したとしても、金融危機はすぐに訪れる」と悲観的だ。

これが、アルゼンチンやアルゼンチンの小さなビットコインコミュニティにとって良いニュースなのか悪いニュースなのかはわからないが、少なくとも少しずつ経済不安への代替物としてビットコインが認知されはじめているのは確かなようだ。アルゼンチンのビットコインエンバシーを運営するフランコ・ダニエル・アマディ氏は、国民の半数が既存の金融機関の利用に関して、疑いを持ち始めていると語った。

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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