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Malla-manor-castle

ビットコイン、城、そしてエストニア。今までに誰が想像しただろうか。驚くべき物件がビットコインコミュニティの注目を集めている。

今年の初め、2月28日にビットコインにとって重要かつ歴史的な取引が行われた。この歴史ある城はビットコインの利益のため、そしてビットコインのイノベーションを支援するため、フィンランドの投資家であるRisto Pietiläにより購入された。Risto Pietiläは、エストニアに拠点を置くSilverBank.netの創業者であり、貴金属投資を行っている人物だ。Pietiläは、およそ400年の歴史があるこの城を、国際ビットコインセンターへと転用することを決めた。

マーラ荘園

malla-manor-location

今回、投資された城はバルト海に近い場所、エストニア、マーラ(Malla)の荘園だ。2011年の調査によると、村の人口は82名である。マーラ荘園は、1443年の時点で存在していることが最古の記録によりわかっている。1620年頃に、荘園はスウェーデン陸軍元帥グスタフ・ホルン伯の所有物となるが、その頃には小さな館があるのみだった。1651~1654年の期間に、ホルン伯は新たな領主邸宅を建てるため、建築家サカリアス・ホフマンへと依頼した。その後、大北方戦争(Great Northen War)により一度焼け落ちたが、幾度かの改修を経て、1880年に現在の形となった。

この城は決してアクセスが容易い場所ではない。また、ビットコインの活動の主軸となる場所は世界中の主要都市に点々と存在しており、わざわざ辺境の地まで赴く人はいないだろうと思う人も多いのではないだろうか。このことについて、Pietilä氏は、「何度かその場所で会議を行った結果、集まったのは僅かな人数だったが、ビットコインが5000ドル、10000ドルの規模にまで達すれば、訪れる人が後を絶たないほどに変化するだろう」といった内容の発言をヘルシンキタイムスへ寄稿している。

確かに、ビットコインがそれほどの規模になればビットコインツアーと称して、ビットコイン縁の地を巡る、所謂「聖地巡り」が流行しそうだ。マーラ荘園はロケーション、歴史どちらをとっても一見の価値があるが、更にビットコインの革新を支えた城ともなれば、想像を超えた価値が生まれるのだろうか。自然と静寂に包まれた荘厳な建造物の中で、通貨と歴史の移り変わりをビットコインに馳せ夢想するのもなかなか乙なものだ。いずれ訪れるべき場所として、ノートの片隅にメモを取ることをお勧めしたい。

(画像出典 via Wikipedia)

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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