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ビットコインのコア開発者のひとりであるラスティ・ラッセル氏が、ビットコインアドレスの新フォーマットを提案した。Segregated WitnessとLightning Networkの実装による、将来的なウォレットの仕様変更を考慮してのことだ。ラッセル氏はオーストラリア出身のエンジニアで、Linuxカーネルのiptablesなどを開発した実績を持つ人物。現在、ラッセル氏はBlockstreamに所属し、ライトニングネットワークをはじめとするビットコインのコア技術に貢献している。

現在のビットコインアドレスは、Base58によりエンコードされた可変長のアドレスを利用している。”1”や”3”などから始まり、大文字と小文字が混在する形式だ。これまで長らくの間、当然のように利用されてきたが、ラッセル氏はBase58は可読性が悪く、ウェブ利用も難しいため脱却したいのだという。

「base58アドレスは可変長です。そのため、単にサニティチェックを行うということができず、ソフトウェアやウェブで利用することが少々難しい。」ラッセル氏は語る。「グレゴリー・マクスウェルも指摘しましたが、base58は大文字と小文字が混在しており、スマートフォンで利用するにはあまりにも可読性が低いのです」

ラッセル氏は、このような現在のbase58型アドレスを、次に挙げる新しいフォーマットで置き換えるべきだと提案した:

  • コロンで句切られた接頭辞を追加(”btc:”、”testnet:”など)
  • Lightning Networkで利用予定のhuman oriented base32 encodingを利用する
  • crc64-ecmaを利用するため、最低30bit長
  • Damm準群による簡単なチェックディジット
  • (例P2WPKH)btc:ybndrfg8ejkmcpqxot1uwisza345h769ybndrrfg
  • (例P2WSH)btc:yybndrfg8ejkmcpqxot1uwisza345h769ybndrfg8ejkmcpqxot1uwisza34

ラッセル氏によれば、本提案はあくまでもたたき台であり、フィードバックがあれば適時改善していく予定だとのこと。「アドレスを手動コピーすること自体、本来想定した利用方法ではなく避けがたいこと」とラッセル氏は話すが、それでもビットコインアドレスを手動で入力する機会も少なからずある。アドレスフォーマットに関する提案としてはこの他、Segregated Witnessのために提案されたBIP 142「Address Format for Segregated Witness」がある。


Bitcoin Generic Address Format Proposal

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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