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6月21日、ビットコインの価格が急落し626ドルをマークした。これは、1ヶ月に渡る急騰の末、過去2年半で最も高い780ドルに達した次の日のことだ。ここ最近のマーケットの盛り上がりについてビットコイン愛好家は楽観視しているものの、投資家の見方は少々異なるようだ。

香港に本拠を置くデリバティブ専門取引所BitMEXのCEOを務めるArthur Hayes氏によると、ビットコインの価格は700ドルを超えたあたりから買われすぎだと感じたようだ。

また、数名の専門家は香港を拠点とするビットコイントレーディング会社大手Bitfinexにおける取引停止がこの価格の急落を牽引したと見ている。Bitfinexが9:30UTCにシステム停止をアナウンスをすると、価格は3%下落し、13:45UTCには$649.97まで下落し、21日の始値から10%以上下げた。

この価格下落の一因となったのはBitfinexの取引停止によるものであるが、別の有識者は他にも原因があったとみている。他の要因としてはまず挙げられたのは、イギリスのユーロ離脱問題がある。リサーチ会社であるSurvationが17、18日と2日かけて行った最新の調査によると、45%の国民がユーロ残留を支持しており、離脱を支持する42%をわずかながら上回った。最近までの調査では離脱派は残留派を上回っており、このシフトが投資家を安心させた模様だ。イギリスのユーロ離脱による世界経済への不安感から、ビットコインは価格を上昇させてきたが、離脱の可能性が低くなったことで、市場の不安感が和らいだ形となる。

Whaleclubの開発責任者であるPetar Zivkovski氏は、CoinDeskのインタビューに対して次のように答えている。

「イギリスのユーロ離脱はそこまできていた。しかしそれは土壇場のところで逆転しイギリスはユーロに残るだろう。それによってビットコインの資産の逃げ場所、つまり安全資産としての価値が薄まった」

ARK Investの商品開発責任者であるChris Burniske氏は、The DAOに起きた技術的問題がビットコインの価格に波及したとみている。投資家たちの中にはEthereumをよく理解していない人々も多く、ビットコインとブロックチェーンに関する全てのことを混合してしまう事がある。今回起きたThe DAOの事件に関しても、ビットコインのシステムにも問題があると考えた一部投資家もいたとBurniske氏はみている。

一度ビットコインの価格が急落すると、それを燃料にさらに下落する傾向がある。今回は、それが雪だるま式に下落していったかたちとなる。また、マーケットメイキングを行う企業B2C2 Ltdの創始者Max Boonen氏はBitfinexのシステム停止がショート、ロング両ポジションに影響を与えたと言及している。価格は取引停止後に下落し、Bitfinexへの再開めどについての問い合わせは多かったようだ。

しかし、Whaleclubのデータによると、先日の急落を鑑みてもリカバリーの可能性はあるという。現在、ロングとショートとの対比は1.5:1で、ショートプレイヤーが減ったとZivkovski氏は言う。多くのトレーダー達は、この下落を機と見てロングのポジションをとる機会をうかがっているようだ。


CoinDesk

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