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ビットコインコミュニティ初の試みとなる映画の祭典「BitFilm Festival」のスケジュールが公開された。このお祭りは、ベルリン、ソウル、ブエノスアイレス、リオデジャネイロ、ケープタウンでの開催が決定している。

ビットコインを映画として伝える試みは、先日公開されたドキュメンタリー映画「The Rise And Rise Of Bitcoin」がまず思い浮かぶことだろう。この祭典は、「ビットコインの会議やミートアップはオタクっぽくて嫌だけど、ビットコインはもっと知りたい」と考えるライトユーザーへのメッセージだと、Bitfilmの立案者であるAeron Koenigは語る。

“Film is a great medium to reach new people who want to know more about Bitcoin, but would not go to a conference or meetup, because they think that’s too geeky”
[訳] 映画は、ビットコインについてもっと知りたいと思う新規の人々へ届ける素晴らしい媒体です。彼らはそれ(ビットコインの会議など)をあまりにもオタクくさいと思うため、会議やミートアップには行かないでしょう。

Koenigは”もちろん筋金入りのビットコインオタクも歓迎だ”と付け加え、映画やお祭りの雰囲気を楽しんでほしいと語った。

入場料は0.036BTCか、12ユーロのどちらかを選択できる。スケジュールは次のとおりだ。

日程:

10月25日 ベルリン, ドイツ
11月8日 ソウル, 韓国
11月29日 ブエノスアイレス, アルゼンチン
12月6日 リオデジャネイロ, ブラジル
2015年~ ケープタウン, 南アフリカ共和国

スケジュール:

(雰囲気を伝えるため、原文をそのまま訳しています)
5:00 pm: ビットコイン交換所ベルリン

映画プログラムがスタートする前に、ヨーロッパで初めての対面式ビットコイン交換所”Bitcoin Exchange Berlin”でユーロをビットコインに交換しましょう。経験豊富なビットコイナー(Bitcoiner:ビットコインを使っている人)がスマートフォン上でビットコインウォレットを使う方法を教えます。

6:00 pm: ビットコインアニメーション

お祭りは、楽しく、簡単にビットコインを理解できる短編アニメの詰め合わせから始まります。これは、インターネット上で500万回以上再生された「What is Bitcoin?」と、どのようにして現在の金融システムが貧富の差を広げ、経済にダメージを与えたかを説明する「Fiat Money」を含みます。

7:00 pm: ビットコイン・ショートドキュメンタリー

この映画のブロックは、ビットコインの様々な側面にハイライトを当てた短編ドキュメンタリーで構成されています。

「Bitcoin in Uganda」は、アメリカに住む姉によって資金提供を受けるカンパラの生徒の物語です。今までは、Money GramやWestern Unionのような資金転送業者へ身を削るほどの手数料を支払わなくてはなりませんでした。ビットコインはこれらの手数料を限りなくゼロに近い値に減少させました。そのため、世界中の送金市場を大きく混乱させるでしょう。

「Liberating Organic Farmers in Argentina」は、アルゼンチンの高いインフレと金融の圧制に苦しむ、ビットコインで野菜を販売する農家のグループを描いています。

「Bitcoin 16:9」では、カナダのレポーターがバンクーバー、ニューヨーク、ベルリンのビットコインファンに会い、ベルリン・クロイツベルクの世界的に有名な”Bitcoin Kiez”での買い物に挑戦します。

8:00 pm: I am Satoshi

ロンドンのディレクターTomer Kantorは、個人制作の長編ドキュメンタリー「I am Satoshi」を制作しています。予告編として、彼は「Bitcoin in Kenya」と題する15分の短編を上映します。東アフリカの国での金銭取引は既に携帯電話を用い、デジタルで行われているため、ビットコインベースの決済システムへの順応性は高いでしょう。

9:00pm: The Rise and Rise of Bitcoin

ドイツ初演として、BitFilm Festivalはニューヨークのトライベッカ映画祭で世界初上映されたNicholas Mrossによる「The Rise and Rise of Bitcoin」を上映します。ソフトウェア開発者のDanielがビットコインエコシステムの繁栄とムーブメントを引き起こすたくさんの人々に会い、ビットコインの世界を彼とともに旅します。

10:30pm: Bitfilm Late Night

最後に:Bitfilm Networksは、プロの手で制作されたビットコインについての短編実写フィルムとアニメーションをお見せします。


ビットコインは未だ一般には誤った理解をする人が多く、また、関わる人間もオタク気質な人多いことも、普及を妨げる要因であることは否めない。ビットコインをメインストリームへと押し上げるためには、正しい理解とクリーンなイメージは不可欠だ。ゆえに、このようなお祭り感覚で楽しめて、ビットコインを知ることの出来るイベントというのは重要だと感じる。

その点、日本の仮想通貨Monacoinはイメージこそ2chのモナーがコンセプトのため若干オタクっぽさはあるものの、その内容は極めてライトであり、若い人たちが楽しくやっているように見える。Monacoinは日本のサブカルチャーとの親和性が高く、コミックマーケットで活動する同人作家やアマチュアクリエイターなどがグッズを制作して販売するなどの方法で少しずつ使われ始めている。脱線したが、つまりはビットコインもモナーコインのようにもっと気楽さをアピールし、投資やビジネスといった硬さをなくしたほうが受け入れられやすくなるのではないか、と感じた次第だ。

残念ながらBitfilm festivalは日本での開催が予定されていないため参加することができないが、これからこのような気軽に参加できそうなイベントが増えることに期待したい。

気楽に参加できるといえば、毎週木曜日に東京六本木付近で開催されている東京ビットコインミートアップは、気楽に楽しめるライトなウィークリーイベントだ。本日も開催されるので、ビットコインに興味がある人は参加してみてはいかがだろうか?

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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