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CNET創業者であり、現BitreserveCEOのハルシー・マイナー氏は、お金の形を再定義しようとしている。

Bitreserveは、ビットコインの安価な取引ネットワークと、複数の通貨・商品とを組み合わせた新時代の金融サービスだ。この組み合わせによって、Bitreserveはユーザーに国際送金手数料や為替手数料といった高いコストを要さず、また、ビットコイン特有の急激なボラティリティを簡単な手順で制御することができる機能を提供する。

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資産の所持状況や転送情報がわかるChangemoney.org

Bitreserveは新たに、プラットフォーム上で行われている同社のデジタル資産の保有状況や、通貨毎の保有比率、資産の転送経路などを可視化した3DマップChangemoney.orgをリリースした。ここでは、彼らの抱える、トランザクションに関するすべての情報が公開されている。

彼らのサービスは、現在の金融システムへのアンチテーゼだ。

Bitreserveは特に、同社の理念としているProof of Solvency(支払能力の証明)に基づいた、「透明性」を最前面に押し出している。ホームページ上では取引履歴を取得するAPIに加え、外貨準備を詳細に、かつリアルタイムで取得することができるようになっている。同社の提供する情報によると、125万ドルの預り金に加え、プラットフォーム上で累計1000万ドルの(実質的な)資金移動が行われているのがわかる。

主要通貨に加え、ルピー、ペソも導入

マイナー氏は、本件のプレスリリースでさらに、インドルピー(bitrupee : BitINR)、メキシコペソ(bitpeso : BitMXN)の導入も発表した。bitpesoは、Bitreserveの投資家、Grupo Salinas(サリナスグループ)の会長兼CEOであるRicardo Salinas-Pliegoのバックアップを得て実現した。サリナスグループはエレクトラ銀行を通じて貧困層や労働者階級の人々へ金融サービスを届けるメキシコのパイオニアであると言われている。2014年の売上は80億ドルに達し、10万人の従業員を抱えている。

同社はこれまでGBP、USD、CNY、JPY、EURの主要通貨に加え、スイスフラン(CHF)、金(XAU)、銀(XAG)、プラチナ(XPT)、パラジウム(XPD)といったマイナー通貨や商品も導入してきた。

同社の狙いは、為替の常識を塗り替えることであり、すべての資産をビットコインの取引ネットワークに載せて決済手段として利用することである。後進国においては、銀行口座を持たない人々が多く存在する。世界を通して見ても、成人男性の41%が銀行口座を持たないまま生活しているという現状であり、マイナー氏は彼らunbankedと呼ばれる人々の銀行になることを目指している。

“お金を変えることで、unbankedはbankedになります。出稼ぎ労働者やワーキングプアと呼ばれる人々は、働いて得たお金を守ることができるようになります。中小企業やスタートアップも、大企業と同水準の決済ビジネスで競争できるようになります。”

さらに、銀行モデルの変化も伴うと語る。

“お金を変えることで、ブラックボックスモデルの銀行業は、リアルタイムの透明性によって定義された、受託責任の新基準「グラスハウスモデル」に置き換えられることでしょう。”

Bitreserveのサポートする資産はこれで8通貨、4つの貴金属となる。昨年12月には、原油(bitoil)も導入予定であると述べており、さらなるデジタル資産の充実が今後期待できることだろう。多言語対応も進めていくと述べており、その中には、日本語も含まれているようだ。


参考:
Bitreserve – Change Money, Change the World — Announcing Changemoney.org
Bitreserve – Oil: The Next Big Thing

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
monacoin:MTn7hiNovBHyN7gjtvD1Hh7W96Zmghp41B
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