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lightning-demo

Blockstreamの開発者ラスティ・ラッセル氏が、ライトニングネットワーク(Lightning Network)のテストをビットコインのtestnetで実施し、完全にエンド・ツー・エンドのマイクロペイメントを成功させたことを10月5日に発表した。

テストに用いられたのはC Lightning Prototype v0.5だ。ライトニングネットワークを通し、ビットコインの請求とマルチホップペイメント(複数のノードを経由した支払いルーティング)、実際の送金を含むトランザクションを行なった。ライトニングネットワークではまず、ペイメントチャネルを開くためにノードを立ち上げる必要がある。そして、一度チャネルを開けば、その後はVISAの決済処理速度を超えてスケール可能な超高速決済が利用できるようになる。

テストにおいては、ラッセル氏と共同でC Lightningの開発にあたったクリスチャン・デッカー博士が「猫のアスキーアートを購入する」というシチュエーションで、ライトニングチャネルを開くためにテストネットでトランザクションを実行し、トランザクションが確認された後、既に開かれたチャネルを用いて開設済みのノードをルーティングし、100satoshiの支払いを行い猫の画像を閲覧するまでのデモンストレーションが行われた。(デモ動画

これは些細な成功に見えるが、ライトニングネットワークの実現にあたって極めて重要なマイルストーンだ。Bitfuryが7月に公開したルーティングコンセプト「Flare」を元に、Acinqがライトニングのルーティングアルゴリズムにフォーカスしたのに対して、Blockstreamはトランザクションを成功させることにフォーカスした。

ラッセル氏は今回のテストについて、AからBへとルーティングするための効率的な類推アルゴリズムを実装する以上に、単純なルーティングアルゴリズムであっても、そのルートを実際に通ってトランザクションが行われることを実証する方が重要だったと語った。

今後のロードマップとしては、クライアントがまだv0.5ということもあり、バグフィクスや安定化に務めるとのこと。また、実際に開発者がライトニングで実験ができるよう、今回のデモンストレーションで行われたアプリケーションのライブラリも公開する予定だという。


Blockstream
github.com/ElementsProject/lightning

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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