LINEで送る
Pocket

スクリーンショット 2016-05-13 19.08.24

ニューヨークのフィンテック・スタートアップR3CEVが、同社の金融コンソーシアム(R3コンソーシアム)の加盟銀行から2億ドルの資金調達を行う計画を、1.5億ドルに修正したことを複数ソースが伝えた。

R3コンソーシアムは、2015年9月にバークレイズ、UBSなど世界的な金融機関9行で立ち上げられた、ブロックチェーンのためのワーキンググループだ。今では世界中の金融機関70行を超える加盟銀行を抱えている。同社の代表的なプロダクトは、異なる金融機関同士、あるいは部門間で自律執行可能な金融コントラクトを記述可能なブロックチェーンの派生プロダクト「Corda」と呼ばれる分散型台帳技術(DLT)だ。

バークレイズなど、一部の加盟銀行は既にCordaを活用した金融コントラクトのデモンストレーションを公開するなど、先進的な実証実験事例も見えてきた。しかしながら、一部の金融機関はこの計画に賛同しておらず、離脱する動きも見られている。

ゴールドマン・サックス、サンタンデールの離脱

ロイター、WSJなど複数のメディアソースによれば、R3コンソーシアム組成時のオリジナルメンバーであるゴールドマン・サックスとバンコ・サンタンデールの2行は、契約を更新せずコンソーシアムから離脱したことが明らかとなっている。これらの2行は、R3の競合であるデジタル・アセット・ホールディングス(DAH)への出資を行なっていた。

ゴールドマン・サックスの広報担当者は、R3のメンバーシップを更新していないとコメント。また、サンタンデールも契約を破棄したとのコメントを残している。

R3の資金調達計画は今年5月にもリークされており、本件の情報の信憑性も高い。2億ドルの資本は、Cordaの開発資金と、Cordaのパッケージライセンス利用料として使用する予定だった。

フォーチュン誌によれば、ゴールドマン・サックスとサンタンデールの離脱には契約条件の齟齬があったとのことだ。R3は、2015年12月までに加盟した42行に対して同様の条件を提示しているようだ。また、株式の40%はR3、残りの60%をシリーズAに参加する金融機関が取得する予定だったという。

R3には三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、野村、SBIホールディングスなど邦銀も加盟している。RippleやDAH、Chainなど、金融機関向けのブロックチェーン・オーシャンは既に激戦区といえるだろう。今後の進展が気になるところだ。

  • ビットコインニュースを毎日お届け!

  • BTCN公式アカウントをフォロー

    follow us in feedly
シェアする

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
monacoin:MTn7hiNovBHyN7gjtvD1Hh7W96Zmghp41B
bitcoin:1NK8S4ep9ZUZ9H9AmTAfvrCVVAKLbpmi36