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米証券先物取引委員会(CFTC)が23日、ブロックチェーン技術を活用したデリバティブ市場の形成における規制当局の役割について議論した。ウォール街の金融機関が証券業務・市場のためのユースケースを実験している中で、業界標準規則や規制が必要になる可能性が高いとCFTCは見ているようだ。

ティモシー・マサドCFTC議長によれば、CFTCの立場はあくまでも「規制をかけたくはない」とのこと。ブロックチェーンの技術は、前時代から引き摺っている基盤システムを置換し、運用コストや時間コストを下げる。その結果として、ユーザーに課す手数料を削減や、取引の流動性を拡大を促すことができる。

「御存知の通り、我々は技術開発の視点に立っていない。」とマサド氏は話す。「潜在的に有益であろうとされる技術は、我々も奨励しているということを確認しておきたい。」

また、Jクリストファー・ジャンカルロCFTC委員はブロックチェーン技術が金融市場において大きな可能性があると述べた。

「オープンな帳簿で運用されるトランザクションの新形態であるスマートコントラクトは、有価証券やデリバティブに革命をもたらすだろう。これらはドッド=フランクを含め、さまざまな法規制によって増加した金融機関のコストを大幅に削減することができる。」

一方で、CMEのサンドラ・ロー氏はブロックチェーンベースのトークン資産の信用の裏付けについて疑問を投げかけた。ロー氏によれば、発行機関がデフォルト、あるいは倒産した場合に、トークン化された資産を誰がカバーするかが明確にならない限りは、実現することはできないとのことだ。また、それらのトークン資産を別の機関を仲介している場合、規制することが難しいかもしれないと述べた。

さまざまな金融機関によってブロックチェーン技術の検討が行われているが、法規制で既に雁字搦めになっている金融業界でこの技術を実用化するには、やはり多くのハードルがありそうだ。LedgerXのCEOであるポール・チョウ氏は、「規制当局はビットコインやブロックチェーンという技術をよく理解した上で規制を作って欲しい。それが我々の望みだ。」とコメント。CFTCは昨年9月、ビットコインがコモディティの一種であると定義したばかりだった。


CFTC – Opening Statement of Commissioner J. Christopher Giancarlo before the CFTC Technology Advisory Committee Meeting

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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