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ビットコインの売買、保管、そして決済など幅広いサービスを展開するCoinbase社がシリーズCラウンドを通じて7500万ドルの資金調達を実施した。

これは、ビットコイン関連企業における調達額では史上最大となる。これまでに行われたラウンドでの最高額は、昨年10月にBlockchain.infoが実施した3050万ドルのラウンドだった。

CoinbaseのシリーズCを特に際立たせるのは、USAA銀行BBVA銀行(ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア)といった世界的なメガバンクに加え、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、日本国内最大手の通信事業者NTTドコモが仮想通貨事業への投資家として名を連ねている点だ。また、個人としては、CITIグループ元CEOのヴィクラム・パンディット氏、トムソン・ロイター元CEOのトーマス・H・グローサー氏が参加している。

ラウンドを主導したのは、ティム・ドレイパー率いるDFJ Growth。2013年12月に実施されたアンドリーセン・ホローウィッツ及びユニオンスクエアベンチャーズが率いるシリーズBを含めると、Coinbaseの資本金は累計1億500万ドルに達する。評価額については言及されていなかったが、昨年11月に浮上した噂においては、4億ドルと評価されていたことを示唆していた。

このイベントがビットコイン・エコシステムにとって極めて重要なマイルストーンであることは、疑いようのないことだろう。これまでビットコインエコシステムは、イメージの問題や技術的な理解が及んでいなかったことから、銀行口座の開設も容易には行えなかった。しかし、銀行から大規模な投資を引き出せたという事実は、ビットコインへの理解、そしてビットコインの可能性が認められたということであり、重要だ。

Coinbaseの担当者は次のように述べた。

“彼ら金融機関の参加は、金融セクターにおけるビットコインの地位を確立させることでしょう。2015年はグローバル展開を進め、更に大きな年になることを楽しみにしています。”

Coinbaseは米国発の企業だが、2013年12月に資金調達を実施して以来、欧州18カ国へとサービスを新たに展開しており、銀行口座の開設に苦戦している様子はあまり見受けられない。また、Coinbaseと契約している顧客としてDELL、PayPal、Expediaなどがあり、全体では38,000を超えるマーチャントがCoinbaseの決済代行サービスの導入を果たしている。

更に、2014年にCoinbaseはビットコインのウォレットサービスに加え、USドルを預金可能なUSD口座のサービスを開始している。

このラウンドがビットコインの外側の人々に大きな衝撃を与えたであろうことは想像に難くない。彼らの撒いた種は間違いなく、時間をかけてビットコインの地位を確固たるものへと成長させていくことだろう。

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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