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コメルツバンクは22日、ビットコインとブロックチェーンに関する「貨幣」としての側面、および「技術」としての側面についての見解を示すレポートを公開した。レポートの著者である国際株式アナリストのピーター・ディクソン氏は、ブロックチェーンを革命的な技術と見なす一方で、ビットコインに関しては多くの問題やハードルがあり、将来的な存続については疑念を抱いているようだ。

「システムという観点から見れば、ブロックチェーンは本物の革命だろう。理論的には、従来の勘定システムに紐付くあらゆるリスクを軽減し、排除できる可能性がある。」

レポートでは、そうしたリスクの最も明確な例としてリーマン・ブラザーズの破綻を挙げた。一部の金融機関が巨額の債務を抱えることで発生する信用リスク、およびそうしたイベントを発端に支払機関が決済資金を確保できずに発生する流動性リスクなどだ。このようなオペレーショナル・リスクを、ブロックチェーン技術を活用することでディクソン氏は解決できると考えているようだ。

一方、ディクソン氏はマネーとしてのビットコインには懐疑的だ。同氏はビットコインのブロックチェーンを活用することで決済システムなどへの脆弱性を狙った大規模な金融詐欺を解決できると考えているが、法定通貨などと等しく利用されるには多くの問題が残されているという。

「ビットコインが通貨を置き換えるかというと、これには疑問の余地がある。広く交換の媒体として受け入れられつつあるが、価値の貯蔵としての安定性に欠けている。[…]分散型の決済システム(ビットコイン)が、実際に法的に認められたお金を扱う銀行を置換することはないだろう。ウォレットのアクセスを失った時、訴える相手がいないものを使う者はいない。」

しかしながら、ディクソン氏はそれでもビットコインや、ビットコインが生み出したブロックチェーン技術については「真の革命」であると指摘。一方で「ビットコインがなくなったとしても、ブロックチェーンは我々と共にあるだろう。」として今後数十年に渡る金融システムの基盤としてそのアイデアが利用されることになると結論付けている。


Commerzbank

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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