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世界4大会計事務所に名を連ねる会計の巨人デロイトは、PwCと同様、ブロックチェーンによるビジネス・ソリューションを模索する企業のひとつだ。

今年はじめにブロックチェーン技術への所信表明を行った同社は、今年7月に同社主導のプロジェクト「Rubix」を発表。このプロジェクトは、現実のビジネス課題の解決に向けた実証実験など、パイロット・アプリケーションの開発の手助けをする「ワンストップ・ブロックチェーン・ソフトウェア・プラットフォーム」をクライアントに対し提供するサービスだ。

ブロックチェーンのソフトウェア開発プラットフォームは、もはやレッドオーシャンだと言える。マイクロソフトは同社のクラウド環境「Azure」にEthereumベースのスマートコントラクト開発環境「BlockApps Strato」を簡単に構築できるソリューションを発表。また、暗号通貨業界からもEthereumやEris、Colu、Coinprism、Mijinなど様々なオープンソースプロジェクトが「ブロックチェーン・アプリ」の開発環境として名乗り上げている。

同プロジェクトの発起人でありビジネス開発マネージャーのイリアナ・オリス・ヴァリエンテ氏は、CoinDeskの取材に対してプロジェクトの詳細を語ることはしなかったが、現在、医療関連分野の決済システム構築に携わっていると話した。

「我々のクライアントがこれらの実証実験において期待しているのは、どの技術がどれほど組織を支援できるものであるかに関してのシグナルや知見を得られるかについてです。[…]そして、技術指向として私が多大なインパクトをもたらすと考えているのは、この技術が特定の業務プロセスを自動化できる可能性があるためです。」

同氏によれば、企業の多くはEthereumのスマートコントラクトに強い関心を抱いており、そのため同社のRubixプラットフォームにおいてもEthereumを利用できるようになっているという。興味深いのは、RubixがビットコインやEthereumなど複数のブロックチェーンに接続できることだ。

「おそらく最も注目すべき点は、Rubixがクライアントに対し、複数の分散型コンセンサスプラットフォームへのアクセスを提供しているという事実です。」と、CoinDeskは記している。

ヴァリエンテ氏はまた、金融機関やブロックチェーンプロバイダが注目する「Permissioned Blockchain」にも言及。少なくない企業がビットコインなど、ブロックチェーン上のトークンを排したブロックチェーンを意図したサービスを構想しているが、同氏はトークンなしのブロックチェーンには懐疑的であり、将来的に新興市場の重要な要素としてデジタル通貨が席巻する可能性があると述べた。

同氏は結論として、業界が既にコンセプトの段階を経て現実のビジネスとの統合に向けたチャレンジ段階に入っていると考察し、最終的にあらゆるコンセンサスネットワーク、ブロックチェーン、暗号通貨などのピースが包括的なネットワークになると予想した。

「今後、あらゆるレゴの欠片が包括的なネットワークを形成することになるでしょう。私はこれが、人々にとって非常に意義のあるインパクトをもたらすと考えています。しかし、明確に言えるのは、それらが起こるのは2~3年後になるということです。」


Rubix – Rubix by Deloitte
CoinDesk – How deloitte rubix blockchain tech

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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