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米証券保管振替機構の持株会社DTCCが、ブライス・マスターズ率いるデジタルアセットホールディングス(DAH)と提携し、レポ取引のクリアリングプロセス改善を目的とした実証実験を開始したことが発表された。

DAHはHyperledgerなどの分散型台帳技術を有する米国・NYのスタートアップで、シンジケートローンやレポ取引など、非効率な金融取引の効率化を目指し、金融機関向けのソリューションを開発している。2月にはJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス、DTCCらから6000万ドルの調達を成功させた。

今回DTCCとDAHが共同開発するのは、分散型台帳技術をベースとした米国債、モーゲージ担保証券などのレポ取引のクリアリング/セトルメント管理ソリューションだ。レポ取引が実証実験の題材に選ばれたのは、レポ取引の拡大傾向と、それに伴う透明化、効率化の機会があるためだという。

「レポ取引は、ネッティング、クリアリング、セトルメントと複数のステップがリアルタイムで発生しています。DTCCのFICCにおいては、レポの”start leg”の検証とマッチングを提供しているが、同日決済は提供していません。その結果、”start leg”のリアルタイム決済はFICCの外側で行われております。プロジェクトではDTCCとDAHが協調し、FICCがリアルタイム決済の相手方となり、レポ市場における資本要件とリスクの削減を目指します。」

DTCCとDAHは、声明の中で分散型台帳について「取引結果などを関係するすべての機関に詳細を知らせることができるリアルタイム情報シェアリング機能」と説明した。

「分散型台帳技術は、非効率で複雑なポストトレード処理のいくつかに革命を起こす可能性があり、レポは始めるには最高の場所です。」DTCCのCEOであるマイク・ボブソン氏はそう語る。「このイニシアティブは、技術の活用による金融市場全体の効率化、リスク減少を促し、業界をリードする我々の意思を表明するものです」

実証実験においては、DTCCとDAHは分散型台帳を基盤に、既存の証券取引およびセトルメントの流れを構築する。また、市場参加者がどのようにして台帳と繋がり、取引の結果の証明と共有、資産の移動が行われるかについてのデモンストレーションまでを行う予定とのこと。

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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