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ethercamphackathon

ether.campが主催する第二回となるハッカソン「hack.ether.camp」に注目が集まっている。今年の10月に本戦が行われる予定であり、すでに500人を超えるエンジニアが参加表明をしている。すべての作業はオンライン上で公開される予定だ。参加者は最大4人までのチームを組むことができ、暗号通貨とブロックチェーン技術を用いたアイデアの内容とプロダクトの完成度を競い合うことになる。

審査は13人の暗号通貨エキスパートによって行なわれ、その中にはether.amp 立案者ローマン・マンデレイル氏、Skype共同設立者ジャン・タリン氏、ConsenSysのジョセフ・ルービン氏などが含まれる。優勝チームには賞金として約500万相当のイーサかビットコインが贈られるとのことだ。

ether.campへの参加は誰でも自由にでき、すべての行程がオンライン上で行われるため自宅を離れる必要がない。各チームは好きなプラットフォームを選ぶことができ、イーサリアム、ビットコインあるいは別のブロックチェーン技術を使ったプロジェクトを進められる。

既にエントリー済みのアイデアにはスマートコントラクトをベースにしたものが多く、ether.campのサイトには189のアイデアがアップされている。その中には、ミュージック・ライセンス・リフォーム、天気保険、車種登録、非中央集権ビデオストリーミングなど極めて広範に渡っており、多種多様だ。

ether.campはハッカソンの趣旨を次のように説明している。

「このイベント中、あなたはチームの一員として4週間活動し、アイデアを形にしてもらいたい。すべての作業工程は随時オンラインにアップされ、審査対象となる。自分の持つアイデアをサイトにアップし有志を募ることもできるし、どこかのチームに加わることも可能だ。人々を幸せにするものを作り上げる、それが我々の目的だ。」

昨年行なわれた第一回ether.amp ”Crazy Coding”は三日間のみの開催で、賞金は50万円分のイーサだった。しかし今年行なわれるether.campは期間が延長され、賞金もアップされており、暗号通貨コミュニティへの期待と、業界の盛り上がりが見て取れる。ハッカソンのような暗号通貨のイベントは年々世界中で拡大しており、多くのエンジニアが情報交換や自分のアイデアの宣伝を行なっている。こうしたイベントは多くのエンジニア育成に繋がるため、暗号通貨業界にとってはとても意味のある行いだ。既存のエンジニアやビジネスパーソンの腕試しの場となるだけでなく、新しいアイデアの発掘や、外部からの注目を集めることもできる。

日本ではハッカソンのようなイベントがまだまだ少なく、日本の暗号通貨エンジニアコミュニティは発展途上だ。しかし、世界的にブロックチェーンへの取り組みが加速する中で、技術を理解し、ビジネスに応用できるエンジニアを増やしていくことは急務だろう。インターネットの時代とはいえ、地域性は未だに重要であり、ロンドンやシリコンバレーの様に最先端技術を呼び込むには優秀な人材が集まりやすい環境作りが必要であることは自明だ。これからの暗号通貨市場拡大を見据え、日本のプレゼンスが高く保たれるよう、ハッカソンのようなテック系イベントを開催しエンジニア育成やイノベーションを促す活動をするべきであろう。


hack.ether.camp