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国際送金事業やプリペイドカード事業を展開するネッテラーは、同社の独自口座への入金にビットコインを採用したことが明らかとなった。ビットコインユーザーはこれで、ビットコインを自己のネッテラー口座へ送金し、Net+カードを用いて即座にコンビニATMから引き出せるようになった。

ネッテラーは、マン島ダグラスに本拠を置くOptimal Payments PLCが運営するサービスで、200を超える国々へと事業展開している。マン島といえば殆どの人は「マン島TTレース」を思い浮かべるだろうが、最近では「世界で最もビットコイン・フレンドリーな島」を目指す島として、最も注目を集めているビットコイン都市化プロジェクトの一つだ。

サービス提供対象国は日本を含む200以上の国々だが、アメリカやカナダなど、一部の国ではインターネットギャンブルを禁止する法律の影響により、ビットコイン入金サービスは提供されていない。

とりわけ興味深いのは、ネッテラーは昨年の夏には明示的にビットコインに関連する送金を禁じていたのにもかかわらず、まったく正反対の方向転換を行ったことだ。ネッテラー利用規約の「禁止取引」項にはいまだにその痕跡が残っている。

Prohibited Transaction” using NETELLER to facilitate the trade, exchange, purchase or sale of Bitcoins, or any other virtual currency.”

(“禁止取引” ビットコインやそれに類似する仮想通貨のトレード、為替、購入又は販売を助長するためのネッテラーの利用)

BitPayを利用

neteller-accept-bitcoin-depositネッテラーのビットコイン採用のバックエンドには、BitPayの決済代行サービスが用いられている。ビットコイン入金を選択するとまず入金額を尋ねられ、BitPayの決済画面へと遷移する。ビットコイン入金は銀行振り込みやネッテラー提携店からの入金と同じように、手数料ゼロで利用することができる。

懸念があるとすれば、ビットコイン入金の累計限度額(max lifetime limit)がたったの650$だけであるということである。AMLに抵触しないよう配慮した結果なのか、まずは試験運用を続けて様子を見るつもりなのかはわからないが、前者だった場合は、あまり実用的ではないというのが正直な感想だ。

いずれにしても、このニュースは隠れたニーズを満たす良い兆候であると言えよう。ネッテラーの出金手数料は1000$につき6$程度なので、ビットコイン入金を駆使すれば国際送金も格安で行うことができる。ただし、限度額の問題が解決されれば、だが。

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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