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8月4日(火)、オーバーストックは、ナスダック本社で開催されたプライベートイベントにおいて、同社が取り組む暗号証券取引所「tØ.com」のプレゼンテーションを行った。

オーバーストックはアメリカのユタ州に本拠を置くオンライン総合小売店で、子会社のMedici, Inc.を通じてtØ.comを含むさまざまな暗号通貨関連技術の研究開発を行っている。また、CEOであるパトリック・バーン氏は、反ウォール街として知られる人物でもあり、同社公式サイトにおいて過剰な空売りの誘発や価格操作を批判するページを設けているほどだ。

今回いよいよベールを脱いだtØ.comのコンセプトは「The Trade is the Settlement」。つまり、ブロックチェーンの技術を用いることで有価証券の受け渡しを約定した瞬間に行うことが出来る、証券取引の常識を一切覆すトレードプラットフォームである。バーン氏はまた、プレゼンテーションの中で「最高のニュース」だとし、新たな機能として「Preborrow Assured Token」のファンクションを発表。事前に保証されたトークンを借り受けることで、分散的なプラットフォーム上で空売りが出来る機能を実装した。

これに伴いtØ.comのページがアップデートされ、tØ Technologyの基本的な3つの機能と、今後実装予定のマーケットデータ(現在はサンプルデータがはめこまれている)、また、興味深い機能としてブロックエクスプローラーが導入されている。tØ.comのエクスプローラーでは、ビットコインアドレスを入力すると、ビットコインアドレスのトランザクション履歴の他に「アセットアドレス」が表示される。この機能の詳細については明らかにされていないが、恐らく、これが他の暗号トークンなどを受け取るために必要なアドレスで、ビットコインを送金すると、ビットコインアドレスに紐ついたアセットアドレスに対し、暗号トークンが届く仕組みになっているものと思われる。
http://t0.com/address/1NK8S4ep9ZUZ9H9AmTAfvrCVVAKLbpmi36

さらに、バーン氏によれば、tØ.comはビットコインのブロックチェーンだけでなく、あらゆるブロックチェーンの上で稼働可能になることも示唆した。ブロックチェーン台帳にとらわれない柔軟な仕組みの証券取引システム構築を目指しているようだ。

「我々は、約定と受渡しが同時に行われるtØ.comを開発しました。これは、あまりにも破壊的なアイデアですが、そもそも、約定と受渡しは分離されたプロセスである必要はなかったのです。」


参考:tØ.com

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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