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Bitcoin XTのリリースにより、火に油を注ぐように加熱し続けているブロックサイズ論争に進展が見られた。9月12日から13日にかけ、ビットコインのスケーラビリティについて徹底的に議論を深める「ScalingBitcoin」がカナダ・モントリオールにて開催されることが発表された。

このワークショップでは、最近大きな論争を呼んでいるスケーラビリティ拡張に関する技術的な諸問題について、セキュリティリスクの面から徹底的なコードレビューが行われる模様だ。ビットコインコア開発に携わる5名のディベロッパーが公の場で一堂に会するのはこれが初めてだ。

コアディベロッパー一覧

  • Wladimir J. van der Laan
  • Gavin Andresen
  • Jeff Garzik
  • Gregory Maxwell
  • Pieter Wuille

また、Peter Todd氏やBlockstreamの創業者であるAdam Back氏も参加。議題はメーリングリストとIRC上で事前に公募、共有される予定となっている。

スケーラビリティに関する論争は主に「技術正当性」「将来中立性」「合意プロセス」の3つの視点からなる要素に分けられ、これらすべてを解決しなければ先に進むことが難しい。

  • 技術正当性
    ネットワークの分岐が起こらないか、マイニングプロセスに問題が発生しないかなど、セキュリティエンジニアリングに関する議題
  • 将来中立・分散性
    BIP101によるブロックサイズ上限の引き上げスケジュールが数学的に正しいか、将来的に特定のマイナーに有利にならないか、中央集権化が進まないかなど、経済・分散性に関する議題
  • 合意プロセス
    P2P通貨のガバナンスとして正しいか、パワーバランスを考慮した合意形成がなされているか、必要なプロセスを飛ばしていないか

多くの開発者や事業者、およびユーザーはブロックサイズを引き上げる必要性を自認しているが、状況解決には多くの時間が掛かるだろう。例えば、ここで単にブロックサイズを若干引き上げる方法を取る場合、将来再びスケーラビリティの拡張のためのハードフォークに直面する可能性がある。また、ブロックサイズを段階的に引き上げる設計を実装した場合、大きなブロックを採掘した場合の取引やブロックの伝播に不具合が生じる可能性もあり、これらのリスクをトレードオフに掛け最も正当性のある解決策を講じる必要があるだろう。

「Scaling Bitcoin」の第一幕では、現状の俯瞰と追うべきステータスの確認、および解決のためのロードマップが講じられ、その二ヶ月後にテックレビューやベンチマークの結果が発表される予定となっている。


公式サイト – Scaling Bitcoin

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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