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ホリエモンこと堀江貴文氏が以前、技術アドバイザーを務めたこともあるテックビューロ・ラボは、国産のビットコイン・モナーコイン取引所の老舗etwingsを買収、改修を加えZaif Exchangeをリリースした。

テックビューロ・ラボは昨年7月にも、ビットコインウォレットサービスZaif.jpをリリースしたが、正式ローンチされる前に計画は凍結された。しかしながらテックビューロ・ラボ所長である朝山貴生氏はその後も暗号通貨Q&Aサービスcryp.jp、また堀江貴文氏と共同で、著名人と直接会話ができる”755″において、「ホリエモン&たかおの暗号通貨部屋(ビットコインやモナーコイン等)」というページ(official)を設け、暗号通貨初心者と交流を続けている。

関連:インターネットコム – 堀江貴文氏ら、ビットコインをスマホで管理・送受信できるウォレット「zaif」公開

朝山氏と親交の深い堀江氏はまた、未来における国家のあり方や、ビットコインの基盤技術であるブロックチェインが何故有望なのかを議論した内容の本「マネーと国家と僕らの未来(ハッカーズ)」を執筆しており、ビットコインに対してBetしている様子が窺える。

 

モナーコイン

BTCNではあまり取り上げることもないモナーコインだが、せっかくなのでモナーコインについても説明しておこうと思う。

etwingsは世界でもふたつしかない、モナーコイン対日本円の取引を行うことができる取引所であり、モナーコインユーザーから長い間親しまれてきた。etwingsの他にはBTC/MONAの取引が可能なmonatr.jpallcoin.com、MONA/JPYではmonax.jpがある。

モナーコインの特徴は、コミュニティベースの暗号通貨であることだ。そもそもモナーコインが2ちゃんねるから発祥したモナーというキャラクターを元に、ソフトウェア板の住人であるwatanabe氏(創造神とも呼ばれている)が開発したオルトコインということもあり、ユーザー同士がゆるく交流する触媒として使用されていることが多い。

具体的な例としては、俳句やイラスト、漫画やゲームなどいわゆるサブカルチャー的な交流における投げ銭の送り合いをはじめとし、オンライン麻雀やポーカーなどの賞金としても、モナーコインが用いられている。

 

ビットコイン以上にボラティリティが高いモナーコインをどう広めるか

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MONA/JPY Jul14-Aug14 image by mc.mk6.jp

モナーコインの流動性は、ビットコイン以上に少ない。すなわち、価格変動についてはビットコインよりも容易に変動するということであり、保有リスクは段違いに大きい。昨年7月から8月にかけ、モナーコインの価格は3.5円から始まり一時90円を超えるまで高騰したが、その後2週間経たずに20円を下回った。

また、モナーコインは海外のライトコインを元に作られたオルトコインであり、Scryptというマイニングアルゴリズムを採用している。モナーコインは日本国内でのみ普及している、世界的に見ても珍しいガラパゴス暗号通貨だが、暗号通貨の本質的な仕組み上、マイナーは日本国内のみならず世界中から参戦してくるという構造になっている。こういった複雑な事情が折り重なり、あまり無視のできないモナーコインネットワークの送金遅延が発生するという問題も頻発している。

こういった問題を解決していかなければモナーコインはスケールできず、遊びの通貨としても一定以上の効用が得られないのではないかと考えてしまう。

しかし、Zaifの登場には良い意味で度肝を抜かれた。コミュニティの反応は比較的好感触だが、さまざまな憶測も飛び交っている。Zaif Exchangeはリスク管理およびセキュリティの強化に関しても「シリコンバレーで金融サービス開発に携わっていた人材が採用され、欧米型の数理モデルによる不正検知が導入されている」と述べられている。

新たなビットコイン事業者の出現により、日本の暗号通貨業界はさらに盛り上がりを見せそうだ。

 


参考:
『Zaif Exchange』のセキュリティ体制について – Zaif

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
monacoin:MTn7hiNovBHyN7gjtvD1Hh7W96Zmghp41B
bitcoin:1NK8S4ep9ZUZ9H9AmTAfvrCVVAKLbpmi36