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世界中には既に、ビットコイン決済を取り入れた80,000を超えるサービスや小売店が存在する。しかし、それでもビットコインだけで生活をするには小さくないストレスを強いられるようだ。それにはもちろん、電車など公共の交通機関がビットコイン決済に対応していないこともあるが、ビットコイン決済のUI/UXの洗練がなされていないこともストレスの要因として際立っていた。

CNNMoneyがアップロードした動画では、レポーターのJose Pagliery氏がニューヨーク市内でビットコインだけで1日過ごす「挑戦」の模様を追いかけることが出来た。

ビットコインの入手と食事

Pagriely氏はまず、ビットコインATM Lamassuから20ドル分のビットコインを交換。その後、ファストフード店でビットコイン決済を体験した。このお店ではビットコイン決済を受け付けているものの、スマートフォンを店員に渡し、端末からQRコードを読み取ってもらう必要があった。

筆者の感覚で言えば、店員とはいえ知らない人にスマートフォンを渡すのは気が引ける。このような不便さをなくすためには、ビットコイン決済に対応した汎用性の高いNFCリーダーや、消費者が直接決済に使用出来る専用のPOS端末のより広い普及が必要だと感じる。現在、そういったニーズに答える決済ソリューションとしては、BitPayのNFC対応POS、Bitbankのビットコイン決済専用端末Bitcoinレジなどがある。

タクシー、電車、請求書

次にPagriery氏はビットコイン決済のための請求書発行に対応しているタクシーに乗車した。ビットコインでも後払いが可能なのは魅力だが、ビットコインウォレットはその匿名性から、個人情報が一切含まれていない。請求書発行のためにその都度手入力のは面倒なので、今後クレジットカードのように、より簡単な支払い手段としてのサービスの誕生が望まれるだろう。

また、Pagriery氏はその後電車に乗ろうとしてビットコイン決済に対応しておらず右往左往するなど、少しオーバーリアクションな行動をしていたが、確かに、私たちの主要な交通手段においてビットコインが使えないとなると、ビットコインで生活することはほぼ不可能なのは事実だ。

とはいえ、遅かれ早かれ必ず利便性を増したサービスは間違いなく誕生するのではないだろうか。ビットコインの決済インフラは既に整いつつあるし、ビットコインの交換が出来る場所も着実に増加している。今はまだ成長の初期段階にあるというだけだろう。

鉄道やコンビニ、電気、ガス、水道、税までもがビットコインで支払うことが出来る未来は訪れるのだろうか?稀有な例ではあるが、オーストラリア・タスマニアのローンセストンという都市では、都市の経済をビットコインで代替し、公共料金をも支払うことを目標としたプロジェクトが進行中だ。

この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
monacoin:MTn7hiNovBHyN7gjtvD1Hh7W96Zmghp41B
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