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米投資会社Euro Pacific Capital Inc.のピーター・シフCEOは、金の長期投資家であり、ビットコインに価値がないと4年前から訴えてきた。シフ氏は2007年に著書「クラッシュ・プルーフ」を出版し、リーマン・ブラザーズの破産をきっかけに始まった2008年の金融危機を予測し的中させている。シフ氏はビットコインが100ドルの価値しか持たなかった2013年からビットコインがバブルであると語り、4500ドルの最高値をつけたビットコインに対してさらに警鐘をならしている。

Coindeskのインタビューでシフ氏は次のように語っている。

「バブルは人々の心理によって作られる。人々は値段が上がればビットコインに熱狂し、このシステムが本物であると錯覚するとバブルが起こる。値段が上がれば上がるほど、その自信が増しさらにのめり込んで行く。しかし期待感だけではビットコインの機能は向上しないため、近い将来クラッシュするだろう。」

また、シフ氏はビットコインが金を模しているものの、現実には金ほどの実用性がないと指摘する。

「ビットコインは金の模倣品であり貨幣としての機能もない。金は元々の自然に価値が保管されていて、大昔から高級品として扱われてきた。友人や恋人に宝飾品としてプレゼントすれば喜ばれる。しかしビットコインは一部のコミュニティにしか認識されていない。貨幣としての価値は取引先がビットコインを受け付けることで初めて使えるようになるが、使用可能な場所は限定的だ。」

ビットコインが直接使用できる場所はまだまだ限られていることから、ビットコインの交換媒体としての実需要は少ない。しかし供給量が限られているビットコインは金と似た希少価値性(総発行量が限定されていること)から、インフレーションに対するヘッジ媒体としての価値もある。シフ氏はビットコインが小数点以下まで使用可能であるため、ビットコインの希少価値性に関して懐疑的だ。

シフ氏は中央銀行が利上げを開始し、市場が正常化すれば、ビットコインのバブルは弾けると見ている。アメリカの中央銀行であるFRBは今年2度目の利上げに踏み切っており、ヨーロッパの中央銀行であるECBも利上げの議論に入っている。その一方で、日銀では議論すら開始されていない。

2008年以降、世界各国で国の借金は大幅に膨れ上がっているため、利上げがスムーズに進むかは疑問だ。WorldDebtClock によるとアメリカはGDP比106%、日本はGDP比220%の債務がある。利上げをすれば政府が中央銀行に支払う利子が増えるため、中央銀行は国の財政に配慮しながら利上げを実行することになる。シフ氏は2008年のサブプライムローンバブルを的中させたように、ビットコインは今バブルにあるのだろうか。

Coindesk

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この記事を書いた人

真田雅幸
真田雅幸
decentralize システムに興味あり。仮想通貨リサーチャー。 大学で経済学を学び仮想通貨にフリーマーケットの可能性を見る。