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オープンソースのイーサリアムとは対象的な、極秘裏に進められてきた新構想のプラットフォーム、「エンタープライズ版イーサリアム」の存在が明らかになった。

2017年に入ってから、何人かの情報筋によって存在が噂されていたものの、先週末にCoinDeskが報道するまで、コミュニティには一切の情報が流されなかった。エンタープライズ版イーサリアムは、その名のとおり企業向けにカスタマイズされたイーサリアムベースのプラットフォームだ。

「初期のビットコインの経験から、老練のバンカーがスタートアップに加わり、さまざまな分散型アプリケーションがパブリックのイーサリアム、そしてプライベート、パーミッションドシステムの上に開発されてきました」と、Consensysのチーフコンサルタントを務めるジェレミー・ミラー氏は話す。「産業一体の創造性により、ブロックチェーンは2017年のエンタープライズITトレンドの仲間入りを遂げました」

プロジェクトを推進するメンバーの一社は、イーサリアムのプラットフォーム上でさまざまなビジネス・アプリケーションを開発するConsenSysだ。昨年12月15日には、世界大手の金融機関がニューヨークに集結し、イーサリアムをビジネスブロックチェーンとして活用する上での問題点について話し合われた。出席者には、R3CEVのプロジェクトに携わる金融機関の姿も多く見られたという。

ミラー氏は、エンタープライズ版イーサリアムへの取り組みでは、イーサリアム・ファンデーションのメンバーや、イーサリアムのコアコントリビューターも関わっていると話した。すなわち、エンタープライズ版イーサリアムは一社によるプロジェクトではないようだ。

それでは「Ethereum」と「Enterprise Ethereum」の違いは何か。ミラー氏によれば、「PoWではないプライベート向けに特化したコンセンサスアルゴリズムの採用」、「スマートコントラクトやアイデンティティの秘匿」、「エンタープライズ用途への開発方針フォーカス」の3点を主要な相違点としているようだ。また、エンタープライズ版イーサリアムはパブリック・イーサリアムの延長線上にあり、イーサリアムとの相互運用性や互換性を持つように開発ロードマップを構築しているとのことだ。

「アプリの移植性、コードベースの断片化、ベンダーロックインの欠如などは、ベンダーやユーザ企業、スタートアップにおけるこの数ヶ月の議論のポイントでした。これらの議論はエンタープライズイーサリアムとして、Vitalik Buterinとイーサリアムファンデーションの協力を受け、開発ロードマップ、法的論点、ガバナンス、技術の標準化と体系建て定義されています。」


The Birth of Enterprise Ethereum in 2017

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この記事を書いた人

ざきやま(山崎大輔)
ざきやま(山崎大輔)from Cryptocurrency world
ビットコイン専門記者 BTCN編集長
ブロックチェインの可能性を、知的財産の保護やゲーミングカルチャーへ応用できないかと考えてます。
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