2017.10.18 (Wed) news

豪メルボルン大学、学位をブロックチェーンに記録

Written by 真田雅幸

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オーストラリアのメルボルン大学で、学生の卒業証明などの公式記録をブロックチェーンを使って管理する仕組みが開発された。メルボルン大学は、Melbourne Teaching Certificate(メルボルン・ティーチング・サーティフィケート)と呼ばれるシステムを構築し、同大学の学生の記録をブロックチェーン上に保存する。ブロックチェーン上の記録は、改ざんが困難であり一方、学生が外部からいつでも記録を閲覧できる。

ブロックチェーン上の記録は、The Blockcertsと呼ばれるソフトウェアを使いアクセスが可能になる。The Blockcerts は、MIT Media LabとLearning Machineによって開発され、MITのオープンソースライセンスを取得している。またThe BlockcertsはiOSやAndroidのスマートフォンに対応している。

学生は自身のスマートフォンから、The Blockcertsにアクセスし、いつでも卒業証明をすることができる。このような技術が広がれば今後、学歴詐称詐称などの犯罪を防ぐ効果があると考えられる。また履歴書などに学歴を書く必要もなくなり、企業側もバックグラウンド・チェックなどのコストを下げることができる。

同大学は声明の中で、今回のブロックチェーンを活用した新たなシステムは、大学の卒業記録へのアクセスが容易になり、さらに、セキュアな環境で保存できるとしている。学長を務めるGregor Kennedy氏は「記録の所有権は卒業者が保持しつつ、第三者がその記録を検証できる今回のシステムは、革新的で今まで存在しなかった」とコメントした。

一方、ドバイではブロックチェーンを使って、全ての不動産の所有権などを記録しようというプロジェクトがある。ドバイ政府は2020年までに、全ての不動産の登記簿情報をブロックチェーン上に記録し、その情報を一つのプラットフォームにまとめる計画を発表した。

現在、すべての不動産売買や取引はドバイ政府の監視下に置かれ、取引情報はブロックチェーン上に記録されている。ブロックチェーンを活用することで、投資家や住民が不動産購入をする際に、タイムスタンプ署名を元に不動産情報の検証をすることができる。これにより、不動産マーケット情報の透明性が保たれ信頼性向上につながるとのことだ。

将来的には、仮想通貨や電子マネーを使い世界中どこからでも不動産を購入することが可能で、契約書類を作成する必要のないペーパーレスなスマートコントラクトをベースにした新たな契約システムの構築を目指しているようだ。ドバイ政府は、ブロックチェーン技術のさらなる適応領域として、飛行場のセキュリティ、金融取引、移民制限システムなどを挙げている。


参照元
University of Melbourne
Coindesk


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