2018.03.23 (Fri) news

スターバックス、コーヒー豆をブロックチェーンで追跡 農家の利益保護を

米スターバックスが、新たに「Bean to Cup」の追跡プログラムを開始した。ブロックチェーンを使用し、トレーサビリティの向上を図る。

プログラムでは、コーヒー農家で生産されたコーヒー豆が物流に載るプロセスをリアルタイムで記録・共有していく。小規模農家のデータを蓄積し、物流プロセスのトレーサビリティを向上させることでどのような効果が得られるかを探る狙いだ。

「今後2年の間に、技術や革新的なデータプラットフォームがどのようにしてコーヒー農家の財務状況に好影響を与えるかを実証する見通しだ」と、スターバックスのケビン・ジョンソンCEOは話した。「オープンソースを活用し、我々の学びを世界に共有していく」

スターバックスは2015年末に持続可能なコーヒーチャレンジを掲げ、コーヒー農家の継続的な利益確保に取り組んできたという。

コーヒーの生産量は中南米と東南アジアが殆どを占めており、農園の搾取が取りざたされることも多い。メーカーが生産者から低賃金で仕入れを行うこの構造は、たびたび批判の的になることもある。貧困や飢餓、生産、経済成長、不平等の是正は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」のゴールにも設定されている。

ルワンダ農業省輸出開発委員会(NAEB)のビル・カヨンガCEOは、本プログラムがNAEBのビジョンに合致していると述べた。

トレーサビリティの強化により、コーヒー農家の価値は今よりも高まるだろう。同時に、ルワンダの国力強化にも繋がるはずだ。

アーサー・カルレトワ氏、本プロジェクトのトレーサビリティ責任者は、コーヒー農家と同社のユーザーとの間に「真にシームレスで、ダイナミックな一対一の繋がりができる」と熱っぽく話した。「ラストワンマイル」は企業から最終的なユーザーにサービスを届けるための最後の壁だが、カルレトワ氏は「ファースト10フィート」がコーヒーの現場では重要だと主張した。

人間に深みとコクを与えるコーヒーのような大産業のトレーサビリティは、自身の未編集の写真を撮るようなものだ。そこには我々のすべてが写し出される。しかし、より重要なのは、我々を支えるすべてだ。


Starbucks


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