2017.12.07 (Thu) news

Lightning Network、ビットコインのメインネットで相互運用性のテストが完了

ライトニング・ネットワーク(LN)の開発グループは、すべての結合テストを完了し、ビットコインのメインネットで動かせる1.0RC版のプロトコル実装をリリースした。

1.0RC版の焦点は、各開発グループのLN実装を標準化し、プロトコルの相互運用性を担保することだ。昨年ミラノで開催されたスケーリングビットコインの場で発表され、ACINQ、Blockstream、Lightning Labsおよびオープンコミュニティが標準化のための議論を重ね今回のリリースに至ったとのことだ。プロトコルが標準化されていなければ、P2P通信を通じたメッセージングの手続きがソフトウェアごとに異なり、互換性がなくなるためシームレスなネットワークを形成できない。

マイクロペイメントネットワークとして成り立たせるためには、LNのプロトコルを標準化し、他の実装と互換性をもたせる必要があった。今回の取り組みでは、それぞれが相互運用性を重視して独自実装したソフトウェア「eclair(ACINQ)」「c-lightning(Blockstream)」「lnd(Lightning Labs)」を通じて、マルチホップ・ルーティング(複数経路を通じたペイメント)をテストしたとのことだ。

これらのノードは、アジア、ヨーロッパ、北米、南米を含む世界各地のサーバーに分散し設置された。テストでは、ACINQがライトニング・ペイメントのために試験提供しているコーヒーショップ「Starblocks」(スターバックスではない)が用いられている。LNに対応するウォレットから、複数の実装とノードを経由させライトニング・ペイメントが行われた様子が動画に収められた。

また、別のテストでは、Webメディアの記事を、LNを通じて少額課金することで読むことができる「Yalls.org」のアプリケーションも試験されている。ビットコインを用いたマイクロペイメントは、1円未満の金額でも、LNのためのチャネルを開設していれば瞬時に送り、受け取ることができるため、中間の支払い代行業者を通さない、ダイレクトなさまざまなオンラインコンテンツの課金手段としてのユースケースが模索されている。

ライトニング・ネットワークの技術仕様は「RFC」としてまとめられている。
LNを用いたサービスはまだメインネットで公開されていない。しかしながら、今後安定版がリリースされれば、少しずつメインネットのサービスも公開されていくのではないだろうか。


Lightning Developper medium


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