2017.12.27 (Wed) news

時価総額で振り返る、2017年仮想通貨の盛り上がり

Written by 真田雅幸

今年は、仮想通貨元年の名に相応しく、仮想通貨市場は大いに盛り上がりました。下記は12月時点での上位20位の今年の時価総額上昇率を表しています。2017年の中盤以降にリリースされた仮想通貨も上位に食い込んでいるところをみると、新たな仮想通貨にも多くの資金が流れ込んでいることがわかります。

現在の仮想通貨時価総額上位20位のパフォーマンスは

1位のVerge(バージ)はいわゆる匿名系の仮想通貨で、日本の取引所では取り扱っていませんが、ビットコインを海外の取引所に送ることで買うことができました。上昇率はなんと7500倍となっており、1月に1万円分を買っていた場合、現在は7500万円になっていた計算です。まさに一攫千金も夢ではなかったわけです。世間ではビットコインはバブルであると騒がれていますが、仮想通貨の市場にはビットコインの上昇率を遥かに超える仮想通貨が多く存在します。来年は、このVergeを超える上昇率を記録する仮想通貨は現れるのでしょうか。

1年前の仮想通貨ランキングからどう変化したか

下記の表は、今年2017年1月時点の上位20位の仮想通貨と80位〜100位までの仮想通貨の1年間の時価総額の上昇率をそれぞれ比較したものです。80位〜100位の仮想通貨の中には、12月時点で取引所から上場廃止された通貨があり、時価総額の欄を黒塗りにしています。 

1月時点で上位にランクインしていた半数の仮想通貨は上位20位から脱落しています。一方、上昇率でみるとE-Dinar-Coin(EDR)を除きすべての時価総額が上昇しています。つまり、どの仮想通貨を買っていてもHODLしていれば収益をあげられたと言えます。特にリップルとネムは日本でも人気の仮想通貨となっており、上昇率が突出しています。1月時点の上位20位圏内の仮想通貨のうち、ちょうど半数の10通貨が1年の間に入れ替わりましたが、上位から脱落した仮想通貨でさえ10倍超になっているのは驚きです。 

2017年1月時点での下位の仮想通貨はどうだったのでしょうか。80位〜100位にランクインしていた4つの仮想通貨が上場廃止となりました。一方、それ以外の仮想通貨の時価総額は上昇しており、この20銘柄を均等に買ってい場合、トータルでプラスとなっていたことになります。ここで注目なのが、やはり日本で注目を浴びた日本発の仮想通貨モナーコインではないでしょうか。上昇率は557倍となっており、大躍進した仮想通貨のひとつであると言えます。この結果からもわかるように、今年は、仮想通貨市場には多くのジャパンマネーが流入したのではないか、という推定も正しいように思えます。一方、下位の他の仮想通貨も軒並み価格が上昇しており、仮想通貨元年にふさわしい数字を記録しています。

来年もこの流れが続き、多くの仮想通貨の時価総額が上昇するのでしょうか。それともこの中から本当に機能性に優れた仮想通貨に資金が集中するようになるのでしょうか。いずれにしても、日本では仮想通貨に対する法整備も進み、市場が大きくなる土壌が形成されつつあります。債券市場や株式市場の市場規模と比べると、仮想通貨の市場が占める割合はかなり小さく、まだまだ成長できる余地はあるはずです。1年後にまた今年のようないい市場結果が報告できることを期待します。


データ引用元: CoinMarketCap


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