2018.02.21 (Wed) market

週間ビットコイン相場 2018/2/21 ビットコインの価格上昇が継続

Written by 真田雅幸

ビットコインの価格は現在1BTC=119.6万円で推移しています。先週の1BTC=100万から19.6%価格が上昇しています。今年の初めからの下落相場から状況は大きく変わり、ビットコインの価格は順調に回復しつつあります。それでは今週のビットコインを振り返ります。

130万円へ到達なるか

ビットコインの価格は、1月17日頃に130万円を割り始め25日には完全に130万円を下回りました。その後130万円を回復しようとするチャレンジを数日間続けましたが、130万を回復することなく価格は大きく下げています。現在はその130万円のラインが次のターゲットとなっています。

今回は前回のレジスタンスラインであった130万円を回復することができるのでしょうか。ここ10日間は、高値を更新し続ける値動きを続けており、強気相場に戻りつつあります。

ビットコインの相場は、価格が上昇すればするほどさらに上昇する傾向があるため、130万円のレジスタンスラインを超えればさらに価格が上昇することが予想されます。

数週間前の下落相場に合わせて、Tether問題などの仮想通貨に対するネガティブなニュースが相次いで取り沙汰される時期がありましたが、現在の相場への影響はみられないため、一過性のゴシップであったようです。

バフェット氏に続いて大物投資家が仮想通貨を否定

世界で3番目のお金持ちであるウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの副会長を務めるチャーリー・マンガー氏は、「ビットコインは有害な毒である」と発言しました。

バフェット氏もチャーリー氏同様、仮想通貨には否定的な考えを以前より示していました。バフェット氏は87歳という高齢もあり、新しい技術、特にIT系の技術には疎いと言われています。そのためか、アップル、フェイスブック、アマゾンといった世界のトップ企業への投資を最近まで行ってきませんでした。バフェット氏は、2016年にアップルへの投資を開始しています。

仮想通貨に否定的な意見を述べる人達に多い特徴は、熟年層で上流階級のエスタブリッシュメントであることが多いように思われます。一方、ビットコインは統計上若年層が多く支持しているというデータがあります。

下記のパイチャートは、ビットコインコミュニティへの参加率を年齢層別に分けたデータです。1番多い層が25歳〜34歳となっています。また年齢層が上がるにつれ、参加率は減少する傾向にあります。


さらに参加率を性別で分けたデータでは、圧倒的に男性が高いとの結果が得られました。ビットコインのコミュニティーの参加理由で、最も多いのが金融への興味であることから、金融取引や投資の趣向性が強い男性の方が参加率が高いようです。


ビットコインに対する見方は年齢層によって大きく変わるようです。JPモルガンのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は「ビットコインは詐欺である」との発言を昨年公の場で行っています。しかし、同氏の娘はビットコインを保有していることを明かしています。

2月6日に証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)を交えて
上院で行われた、仮想通貨に関する公聴会において、CFTCのクリストファー・ジャンカルロ委員長は、自身の子どもたちも仮想通貨に興味を持っていると証言しています。一方で、証券市場や債券市場に興味を持つよう説得したこともあったようですが、同氏の子どもたちは一切興味を示さなかったようです。

ジャンカルロ委員長は、子どもたちとの会話を踏まえ公聴会で仮想通貨について以下のように証言しています。

我々は新たな世代が興味を示しているモノに対して敬意をもって対処しなければならない。彼等が興味を示している新たな技術には思慮深い規制アプローチが必要だ。

ジャンカルロ委員長の証言によると、アメリカにおける仮想通貨の規制方法は、若年層の意見も考慮する必要があるとのことです。今後、社会の中心となる若年層が興味あるビットコインへの投資も、長期的な視点が必要なのかもしれません。

ライトニングネットワークのノード数が順調に増加

ビットコインのセカンドレイヤー上のライトニングネットワーク(LN)のノード数が800を超えました。右肩上がりにノード数が増えているため、今後も時間の経過と共に数が増えていくことが予想されます。

http://lnstat.ideoflux.com参照

マイクロソフトは、世界中の人のIDをブロックチェーン上に記録し、それぞれの個人がIDを管理できるようなソフトウェアの開発を行っています。マイクロソフトの調査チームは、ブロックチェーンのスケールには、LNのようなセカンドレーヤーソリューションが必要であるとの調査結果を発表しています。またブロックサイズを引き上げてスケールしようとするオンチェーンスケーリングは、毎秒数百万に上る世界規模の取引処理を行うことはできないとしています。

LNは、ライトニングノードを立ち上げペイメントチャンネルを開くことで、ビットコインの即時決済を可能にする技術です。自身のノードを、多くのノードに繋がったノードに繋げることで決済経路を増やし、自身のノードが直接的に繋がっていないノードともビットコインを取引できるようになります。

現在LNはメインネット上で動いているものの、テスト段階の状態です。今後細かいバグが修正され、一般の人にも使いやすいアプリケーションなどが登場すれば、日常の少額取引でビットコインを利用することができるようになるでしょう。

ライトコインキャッシュが誕生 その後ライトの価格は下落

先週お伝えしたライトコインキャッシュ(LCC)が18日に誕生しました。LCCのハードフォークに向けてライトコイン(LTC)は、価格が急上昇していました。
bitbank.ccのLTC/BTCチャート

LTCは、LCCのハードフォーク後に価格を下げています。LCCは、海外の取引所のYobit.netで取引することができ、現在は1LCC=7ドルほどで取引されています。LCCの配布比率が1:10であったため、ハードフォーク時に1LTCを保有していたユーザーは、10LCCを獲得しています。

Yobit.netは、LCCをハードフォーク時に自動配布しており、現在のLCCの時価で売却した場合、1LTC辺り70ドルの利益を得ることができた計算になります。しかし、Yobit.netが海外の取引所であることや、ハードフォークコインのコードにはバグなどの不具合がある可能性があるため、ハードフォークコインを取引するには十分な注意が必要と言えます。


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