2018.02.27 (Tue) news

バンク・オブ・アメリカ「仮想通貨はリスク」

Written by 真田雅幸

アメリカで2番目に大きい商業銀行のバンク・オブ・アメリカは、米証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書で、仮想通貨が同行にとってのリスクになりうると結論付けた。フィンテック企業や、仮想通貨が提供する新たな金融サービスが大きく進歩していることにも言及している。

バンク・オブ・アメリカは年次報告書内で、新たに台頭してきた金融サービスが世間に浸透しつつあることを認めた。同行は危機感を次のように表している。

「金融サービス分野での競争が激化しており、顧客の需要に応えるためサービスの修正が必要だろう」

バンク・オブ・アメリカにとって仮想通貨には、主に2つのリスクがある。一つ目は、マネーロンダリング対策(AML)のための資金移動の監視システムに対する脅威だ。仮想通貨は既存の銀行口座を介さずグローバルに資金移動ができるため、監視がより困難になる。

もうひとつのリスクは営業上のリスクだ。多数の顧客が、仮想通貨やフィンテック企業が提供する新たな金融商品に興味を示しているという。同行は、変化する市場に適応するための新たな試みが必要だとし、大きな支出の可能性にも言及している。

バンク・オブ・アメリカはすでに、顧客のクレジットカードを利用した仮想通貨の購入に制限をかけている。今回の報告書からバンク・オブ・アメリカが仮想通貨を恐れているという拡大解釈はできないが、社会にインパクトを与えていることを認めていることは確かだ。

インターネットの登場以来、多くの業界が新たな技術によってディスラプトされてきた。資本主義経済において圧倒的な権力を握ってきた金融業界も例外ではないのかもしれない。


Coindesk


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