2018.10.02 (Tue) market

週間ビットコイン相場 2018/10/2 ビットコインは三角保ち合いの終盤を迎えブレイク間近か

Written by 真田雅幸

ビットコインの価格は、先週の1BTC=75.0万円から0.3%下落し1BTC=74.8万円となっています。現在はボラティリティが徐々に低下し、三角保ち合いの終盤にさしかかっていることがわかります。この保ち合いをブレイク・アウトすると、その方向に大きく動き出すことが予想されます。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。

ビットコインは9月8日の1BTC=68.9万円を底値とし徐々に価格を切り上げています。しかし1BTC=76万円のレジスタンスラインを越えることができず、三角保ち合いを形成する展開となりました。

現在はボラティリティとともに出来高も減少しており、市場参加者は三角保ち合いをどちらにブレイク・アウトするのか様子をみている状況です。ブレイク・アウト後にトレンドが発生すると出来高にも変化が現れるため注目しましょう。出来高が伴わない場合は、トレンドが弱い可能性が高いので注意しましょう。

週足チャートでは下落を示唆しています。

週足の20週移動平均線(黃)は幾度となく価格の上昇を阻んできました。今年のビットコインの価格は20週移動平均線に近づく度に大きく下落しています。現在の価格は20週移動平均線の真下で推移しており、再度下落の可能性が高いと考えられます。

さらにボリンジャーバンドも収束しており、強いトレンドが発生しやすいため、下落した場合は今年の最安値1BTC=65万円付近を試す動きになるでしょう。現在の相場は買いが非常に弱いため下落方向に動く可能性が高く、ロング・ポジションを持つ場合は注意が必要と言えそうです。

ビットコイン相場には新たな投機材料が必要

ブロックチェーン上のトランザクションデータを分析するChainalysisは、新たにレポートを公表しました。レポートによると、5月から8月にかけて投機目的で保有されているビットコインの割合がほぼ変化していないことが報告されています。そのためトレーダーのポジションにも大きな変化がないと推測されています。

Chainalysisはビットコインを5つのカテゴリーに分類しています。M0がトレーダーなどが保有する投機目的のコイン(23%)、M1が取引を目的としたコイン(11%)、M2の紫が長期投資目的のコイン(30%)、M2の薄紫が投資家が無くしたであろうコイン(7%)、M3がユーザーが無くしたコインとマイニングされていないコイン(29%)となっています。

注目すべきはM0のコインの割合がここ数ヶ月間ほぼ変化がないことです。Chainalysisは、市場参加者が相場の投機的な動きに慣れてきたことが要因だとしています。また今後、価格が大きく動くためには新たな投機材料となるファンダメンタルズの変化が必要であることを指摘しています。

ファンダメンタルズに変化を与える材料としては、規制の強化や技術発展による新たなユースケースなどが挙げられています。Chainalysisは、昨年の12月から今年の4月にかけて約2400億ドル相当のビットコインが、長期保有者から市場の新規参加者に売却されたことを報告しています。これが今年の初めに価格を大きく押し下げた要因の一つであったようです。

今回のレポートによれば、M0の割合に変化がないことは市場参加者のポジションにも変化がないことを示唆しています。ファンダメンタルズの変化などによりM0に動きがあれば、新たなトレンドの発生を示唆している可能性があるようです。


Chainalysis


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