2018.03.14 (Wed) market

週間ビットコイン相場 2018/3/14 130万円突破ならず、不安材料も頻出

Written by 真田雅幸


ビットコインの現在の価格は、1BTC=101.1万円となっています。先週の1BTC=120.2万円から、15.8%下落しています。今週は下落圧力要素となるニュースが頻出しました。それでは、今週のビットコイン相場を振り返ります。

BTC: bitbank.ccのBTC/JPYチャート

130万円のレジスタンスライン超えならず

2月20日に130万円のレジスタンスラインに迫りましたが、1BTC=128.1万円とあと一歩届きませんでした。今週2度目のチャレンジとなり再度、同レジスタンスラインに挑むも1BTC=124.4万を頂点とし価格は下落しました。

ここで気がかりなのは、130万円のレジスタンスラインを超えられなかっただけでなく、前回の高値を更新できなかったことです。2月20日の1BTC=128.1万円より低い1BTC=124.4万円を記録したことで、赤の下落トレンドラインが意識されるようになります。

このラインにより次回は、130万円手前のレジスタンスがさらに強まった可能性があります。今後の価格の上昇には、市場を強気にしてくれるような好材料が必要な状況となっています。

大きく価格が下落した一週間であった一方、底値で買いを入れるチャンスもありました。価格は、3月6日から5日連続で陰線を付けています。ビットコインの価格が連続して5日間以上陰線を付けることは稀です。

最高値1BTC=230万円を付けた昨年12月17日から6日連続で陰線を付けましたが、それ以前の連続陰線と言えば、昨年9月のビットコインキャッシュのハードフォーク騒動まで遡ります。このようなデータから、今週のビットコインは多少売られ過ぎた場面もあった相場となっています。

マウントゴックスの影響で価格が下落か

2014年に破綻したマウントゴックスの管財人が昨年の9月より大量のビットコインとビットコインキャッシュ(BCC)を売却していたことが発覚しました。

管財人が裁判所へ提出した報告書によると3.5万BTCが売却され、管財人の元には約16万BTCが残されています。管財人は、残ったビットコインついて裁判所と協議を行った上で取扱方法を決めるようです。

上記は提出された報告書の一部ですが、ビットコインとビットコインキャッシュの合計売却額が約429億円となっています。マウント・ゴックス破綻の被害者から2.4万件の債権届けが出されており、裁判所が認めた債権総額は約456億円となっています。今回の売却額は、債権額をほぼ賄っていることから、残りのビットコインを早急に売却するといった動きはないものと考えられます。

Binanceがハッキングを受ける

世界でトップの取引量を誇るBinance(バイナンス)が3月7日にハッキングを受けました。一部ユーザーのアカウントが乗っ取られ、資産が勝手に売却されるといった被害が発生しました。

Binanceが攻撃を受けているとの情報はSNSを通して瞬く間に広がり、市場に混乱をもたらしました。この情報が市場に伝わると、ビットコインの価格は一気に下落し、2時間で最大12万円も下落する場面もみられました。

Binanceはユーザーの資産が送金される前に攻撃を感知し、資産の盗難を防ぐことができたと11日のブログで明かしています。不正アクセスにより発生した取引はロールバックされたようです。また同時に攻撃した犯人に対して懸賞金をかけることも発表しました。

懸賞金は約2600万円と高額で、犯人に繋がる有益な情報提供者に与えられるようです。Binanceは、ハッカー集団の計画的な攻撃であったと分析しています。

懸賞金制度は、今後のハッカーへの対応策として有効だとBinanceはみているようです。また、次回以降の攻撃に備え1億円以上の懸賞金をすでに用意していることも公表しました。


マウントゴックスBTC売却報告書


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