2017.10.19 (Thu) news

元FRB議長「政府はビットコインを止める」と発言

Written by 真田雅幸

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元連邦準備制度理事会(FRB)議長のベン・バーナンキ氏は、将来的にビットコインは政府主導によりその発展が妨げられるとの考えを明かした。一方で、ビットコインに付随する技術、ブロックチェーンについては興味があることを示した。

バーナンキ氏は今週月曜、仮想通貨XRPを提供するRipple主催のカファレンス「SWELL」に特別ゲストとして出席した。カンファレンスの中で同氏は、「仮想通貨や電子マネーは、現在の国際送金処理の向上につながることは明白だ」とコメント。バーナンキ氏は、ビットコインが法定通貨のドルや円にとって変わることを目的としていると考えており、この試みは失敗に終わると予見し、最終的にビットコインは、政府の規制や介入によって、形骸化すると述べた。一方、ビットコインとは異なり、既存の金融システムの補完的な位置を目指す仮想通貨には将来性があるとの見解も示している。

2013年にも同氏はビットコインに対して発言をしているが、今回のカンファレンスでの見解とは大きく異なる。バーナンキ氏は当時「ビットコインがイノベーションを重ね、早く、セキュアで、効率的な送金処理を構築できれば長期的な発展を遂げる」としていた。

スイスの大手銀行UBSは、先週ビットコインを対象にした報告書を発表し、バーナンキ氏と同様に、ビットコイン自体の将来性に疑問符を付けた。しかし、ブロックチェーンの技術に関しては、金融分野、ヘルスケア分野、製造業などの幅広い分野での活用が見込めるとしている。

ブロックチェーン技術の最近の盛り上がりは、90年代のインターネットが登場した時代と類似しているとした一方、関連企業への投資は慎重に行うよう投資家に呼びかけている。UBSは報告書の中で、ブロックチェーンはこの先の10年間で多くの分野をディスラプトするポテンシャルを有しているが、ブロックチェーンの関連企業は収益モデルが未だに未形成であると記した。また、ブロックチェーン関連企業への投資をする場合は、長期的な投資プランを持つべきだとしている。

ビットコインは、価格の上昇と共に主要メディアでも多く取り上げられ世間の認知度が上がる一方、批判の声も増えている。ドイツのING銀行チーフエコノミストのテウニス・ブロッセン氏は、「ビットコインの送金システムは電気量を無駄に消費する。既存のビザのような金融システムの方が、処理が速くコストも安い」とコメントしている。ビットコインは今年の8月に、SegWitをネットワークに実装した。さらに、ライトニングネットワークのようなオフチェーン・ソリューションの開発も進んでいる。このようなプロジェクトを成功させ、批判を跳ね返すことができれば今後のさらなる発展にも繋がるだろう。


Coindesk
UBS Report
Business Insider


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