2018.04.17 (Tue) market

週間ビットコイン相場 2018/4/17 ビットコイン反転、一時間足の取引高過去最高を更新

Written by 真田雅幸

ビットコインの現在の価格は、先週の1BTC=72.2万円から19.1%上昇し1BTC=86.0万円となっています。下落のトレンドラインをブレイクしたことで現在、下落圧力が弱まっています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。

下落トレンド相場から脱出か

昨年12月の最高値を記録した時点から続いていた下落トレンドラインをブレイクしました。さらに米メディアのCNBCによると、1時間足のビットコインの世界の取引量は過去最高を記録し、多くのショートポジションが解消されました。Bitfinexでは現物と先物を合わせて約1284億円の取引量を記録しています。

下記のチャートはBitfinexのビットコインUSDのショートポジションを表しています。4月11日に11:00(UTC)にショートポジションが大きく減少しており、強制決済の連鎖が起きたものと思われます。

下落トレンドラインをブレイクし上昇相場へ反転することが期待される一方で、上値の重しとなる要素も存在します。現在1BTC=90万円に50日移動平均線と、1BTC=110万円に200日移動平均線が存在します。今後上昇していくにはこの2つの移動平均を超えなければならず、強い上昇圧力が必要な状況となっています。

2014年のチャートと類似している現在の相場

現在のチャートパターンは、2014年のビットコインのチャートパターン(週足)に非常に似ています。年末の上昇から下落トレンドが始まり、4月に入り下落トレンドラインをブレイクしています。

2014年当時は下落トレンドラインをブレイクした後、一時上昇しました。しかしその後更に下落するといった相場となっています。現在、上昇を期待するトレーダーにとっては、今後も警戒が必要なトレードパターンとなっています。

ビットコインはバブルだが、人々の心理が大きく影響している可能性

行動経済学の研究者で2013年にノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授が、ビットコインについての見解を、米メディアのCNBCに語りました。シラー教授はビットコインが一種のバブルであるとし、バブル経済の研究材料として興味を持っていることを告白しました。

「ビットコインはバブルにあると思うが、すぐに我々の前から消えるといった類のモノではないでしょう」

シラー教授自身はビットコインを保有していませんが、同教授が教えるイエール大学の多くの生徒は仮想通貨に投資していることを告白しています。また多くの賢い人々が仮想通貨に興味を持っていることも事実であり、これを無視するべきではないと語っています。

多くの経済学者が政治に関するファクターを見落としがちですが、ビットコインの盛り上がりには人々の政府に対する不信感が影響を与えているとシラー教授は分析しています。

「現在、政府を信用していない人々という大きな層が存在します。彼等は、政府によって生み出されたモノではなく、コンピュータサイエンティスト達によって生み出されたアイデア(仮想通貨)だから興味があるのでしょう。現在の市場はそのような物語を好む傾向があります」

アメリカでは昨年、トランプ減税により法人税と所得税が引き下げられることが決まりました。一方、政府の赤字は大幅に拡大することが予想され、2020年には100兆円の歳入不足に陥るとの試算も出ています。このような政府に対する不安が、ビットコインの購入といった人々の行動に影響を与えているとシラー教授は指摘しています。

ティム・ドレイパー「ビットコインは4年後には250,000ドルに達する」

ビットコインのアーリーアダプターであり投資家のティム・ドレイパー氏は、ビットコインが4年後には250,000ドル(約2600万円)に達すると予言しています。現在、ビットコインの価格は8100ドルであり、同氏の予測だと4年で30倍になる計算です。

ドレイパー氏は4年前の2014年、米政府がダークウェブ「シルクロード」を閉鎖に追い込んだ際に押収した3000ビットコインをオークションにて購入しています。落札価格は1BTC=600ドルであったため、4年で投資額の10倍以上の利益が発生しています。

昨年の最高値が1BTC=20,000ドルであったため、ドレイパー氏の利益率は一時的に30倍を超えていました。昨年の最高値が20,000ドルであったことを鑑みると、ドレイパー氏の2020年までにビットコインが250,000ドルに達するとの予想が、非現実的なものではないことがわかります。

ドレイパー氏はオークションにて3000BTCを600ドルで買っていため、投資額が1,800,000ドル(約1.9億円)に上ります。一方、現在の価格が8000ドルに上昇しているため22,200,00ドル(約23.7億円)の投資益が発生していることになります。

ビットコインのコミュニティにはHodl(長期保有)といった言葉があり、その名の通り長期保有しているユーザーほど大きな含み益を抱えています。乱高下の激しい仮想通貨市場でビットコインをHodlすることは1番難しい投資手法でもあります。一方、そのようなコミュニティの共通意識が、下落相場においても他の仮想通貨より下落率を低く抑え、長期的な価格の上昇に影響を与えているものと考えられます。


CNBC


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