2018.03.15 (Thu) news

オーストラリア国税庁、仮想通貨詐欺に注意呼びかけ

Written by 真田雅幸

オーストラリア国税庁(ATO)が、架空の税金を仮想通貨で支払うよう求める詐欺の横行について、市民に注意を呼びかけた。詐欺にはビットコインのみならず他の仮想通貨も利用されている。

同庁職員のキース・アンデルソン氏の報告によると、ビットコインの詐欺は昨年暮れ頃から多発している。すでに400万円分のビットコインが犯人に支払われていることがわかっている。

「仮想通貨は、仮想世界でのみ存在するため、一度犯人の手に渡ると取り返すことはできないでしょう。詐欺師たちは、仮想通貨を利用した新たな手法を用いて市民の資産を狙っています。現在の仮想通貨の人気と匿名性を考えれば、詐欺師達がこれに目を付けることは必然だったのかもしれません。」

アンデルソン氏は仮想通貨を利用した詐欺が横行している一方、他の手法を使った詐欺にも気を付けるべきだとしている。ATOには、税金の支払いを指定銀行口座に振り込むよう要求されたケースや、iTunesカードやギフトカードで支払うよう指示された被害報告が寄せられている。

ATOによると、2017年には8万件の詐欺被害が報告されており、被害総額は2億円に上る。三分の一にあたる7500万円がiTunesカードによる被害で、その他、半分にあたる1億円は銀行口座への振り込み被害だ。

詐欺師は仮想通貨を利用し、個人情報に紐付かないアドレスに送金させることで足跡を極力残さない形で犯行に及ぶ。一方、ATOの報告にもあるように、仮想通貨は預金や現金、プリペイドカードなどと同様の決済手段の一つに過ぎない。税金のシステムをより明確化し、支払うべき税金を市民にわかりやすくすることで、この様な詐欺を減らすこともできるのではないだろうか。


ATO media-release


無料メールマガジン

BTCNの最新ニュースを毎日お昼ごろお届けします!