2018.04.03 (Tue) market

週間ビットコイン相場 2018/4/3 年度最安値は回避、下落トレンドは継続

Written by 真田雅幸

ビットコインの現在の価格は、先週の1BTC=83.2万円から9.8%下落し1BTC=75.0万円となっています。今年の最安値1BTC=65万円のラインを割ることは回避したものの、下落トレンドは依然として続いています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。

bitbank.ccのBTC/JPYチャート

RSI 30%で小反発

ビットコインの価格は下落トレンドが続いており、3月29日にはその日の最高値1BTC=85.4万円から10万円以上価格を下げる場面がありました。下落相場に歯止めがかかる様子はありません。

一方、今後の価格の反発を予兆するサインもみられました。ビットコインの日足チャート下段に表示されたRSI(Relative Strength Index)は、逆張り型トレーダーに好まれ、相場の反転シグナルを示してくれるテクニカル分析のひとつです。

一般的にRSIが70%を上回れば買われすぎ、30%を下回れば売られすぎであることを示唆しています。ビットコインの相場では、日足チャートのRSIが30%に近づくと反転する場合が多いです。

最後にビットコインの日足チャートRSIが20%まで下落したのは2015年8月まで遡ります。RSI 30%から小反発をしているビットコインの現在の価格ですが、全体としては依然下落相場であるためロングをするには引き続き注意が必要です。

下落市場でビットコインをHODLするワケ

JPモルガン・チェースの元チーフエクイティ・ストラテジストであるトーマス・リー氏は、ボラティリティの高いビットコインをHODL(ガチホ)することには意味があると分析しています。

リー氏によると、株式市場において年間の株価上昇率が最も高い10日間に株式を保有していない場合、年率収支が9.2%から5.4%に落ち込むと分析しているようです。

株式市場の場合、株式を保有し続けるだけで3.8%の投資の機会損失を防ぐことができることになります。ビットコインの市場においては、その傾向がより顕著に現れます。
 
ビットコインの価格上昇率が最も高い10日間に対する投資の機会損失は、年率収支にして25%にも上ることをリー氏は指摘しています。

安値で買い高値で売るというのがトレードの基本ですが、ボラティリティが高いビットコインの価格を正確に予測することは困難です。年利にした際の機会損失の大きさを鑑みればビットコインのHODLは、有効な投資手法のひとつだと言えそうです。

イーサリアム、去年の価格の高騰が帳消しに

下記のチャートはBitfinexのETH/USDの週足チャートです。昨年の11月後半に1ETH=400ドルをブレイクすると一気に1ETH=1400ドル付近まで高騰したイーサリアムですが、現在は1ETH=390ドルと暴騰前の価格水準に戻ってきています。

昨年末は、仮想通貨市場全体が盛り上がり非常に投機的な動きが強く、価格の値上がりを期待し参入した新規投資家も多かったと思われます。

仮に11月以降に新規参入した投資家が未だにETHを保有している場合、含み損を抱えていることになります。

昨年の上昇トレンド時に価格の値上がりのみを期待し新規参入した多くの投資家が、すでにETHを売却していると想定した場合、今後は売り圧力が弱まると思われます。昨年の11月以前と比べ、ETHコミュニティが拡大していれば390ドル付近が底値である可能性は高くなります。そのためETHの成長度が試される価格ラインと言えるかもしれません。


Bloomberg


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