2018.10.09 (Tue) market

週間ビットコイン相場 2018/10/9 先週に引き続き保ち合い相場が継続、値幅はさらに縮小

Written by 真田雅幸

ビットコインの価格は、先週の1BTC=74.8万円からほぼ変動がなく1BTC=74.7万円で推移しています。先週に引き続き三角保ち合い相場が継続しています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。

ビットコインの価格は、三角保ち合いの終盤に近づくにつれ変動幅が徐々に縮小しています。大きなトレンドがなく価格の変動幅も小さいため、ポジションが取りづらい状況が続いています。

取引量も減少傾向にあり、先週に引き続き多くのトレーダーは相場にトレンドが発生するのを待っている状態であると推測されます。一方、三角保ち合いは徐々に終盤に向かっておりブレイクは間近となっています。

現在は、先週と同様上下どちらの方向に動き出してもおかしくない相場が継続しているためポジションを持つことが難しい状況と言えます。まずは三角保ち合いをブレイクし、トレンドの有無を確認したいところです。

トレーダーにとっては、忍耐力が試される相場が続いていると言えるかもしれません。

ビットコインのボラティリティがここ1年間の最低水準を記録、取引量も減少

ビットコインのボラティリティは約1年前の水準にまで低下しています。日足のATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)は、2.05万円を記録しています。ATRは一定期間の価格の平均変動幅を示しています。

現在のATRは昨年8月に記録した値と同等の水準にまで低下しています。値幅を取ることで利益を獲得するトレーダーにとっては、好ましくない相場環境と言えます。

ATRの減少とともに取引高も徐々に減少しています。

出典元:Coinmarketcap

Coinmarketcapによると、10月8日の24時間取引量は約32億ドルと今年の最低水準にまで落ち込んでいます。価格の変動幅の減少が取引高にも影響しているものと推測されます。取引が活発化するには、価格が上下どちらかに大きく動くなどの市場の変化が必要な状況となっています。

マイナー収益が悪化、電気代が収入を上回る

仮想通貨市場に関するリサーチを行っているDiarは、マイナーの収益が大きく低下していることを報告しました。今回の報告によると、9月のマイナーの利益は今年初めてマイナスに転じました。Diarは収入から電気料金を引き利益を算出しています。

出典元:Diar

1月には収入に対する利益の割合は86%ありました。しかしビットコインの価格の下落とともに割合が減少し、9月にはマイナスとなりました。マイナーの収入は1月に10億ドルを記録したものの、その後減少し現在は半分以下の約4億ドルとなっています。

マイナーの利益悪化の要因として、価格の下落のほかに競争の激化に伴いハッシュレートが増加したことでマイニング難易度が上昇していることが挙げられます。マイニング難易度が上昇したことで、より多くの電力消費がマイナーには求められています。

さらに今回のDiarのデータには、マイニング用ASICのコストやマイニングプール手数料が含まれていないため実際の利益率はさらに低下します。今後ビットコインの価格が上昇しない限り、マイナーは事業を継続することで赤字を計上し続けることになります。

マイナーの収益悪化はビットコインの価格に対する下落圧力になります。赤字を抱えるマイナーは、事業を継続させるために保有しているビットコインを売却せざるを得なくなるからです。市場にとっては悪い材料であると言えます。

出典元:Diar

昨年と比べビットコインの価格が上昇したことにより、今年のマイナーの収入はすでに昨年の収入を上回っています。価格の上昇はマイナーの収入を増加させている一方、競争が激化したことで支出も増加しているため大きな利益の増加には繋がってはいないようです。

Diar


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