2018.08.31 (Fri) news

Satis Groupが仮想通貨のファンダメンタルズを元にした予測報告書を発表、仮想通貨市場は3.5兆ドルまで成長する

Written by 真田雅幸

イニシャル・コイン・オファリング(ICO)発行に関するコンサルティング・サービスを提供するSatis Groupは、仮想通貨の市場予測報告書を公開した。今後十年で仮想通貨市場の規模は、現在の2200億ドルから3.5兆ドルにまで成長すると予測されている。

Satis Groupは、仮想通貨市場は投機的な市場であるため、短期的な価格予測は難しいとしている。しかし時間の経過とともに市場は成熟するため、ファンダメンタルズを元にした長期的な価格予測は可能であると同社は考えている。

報告書では、仮想通貨市場で価格予測をするためのファンダメンタルズとして、仮想通貨が持つ機能が今後の価格を大きく左右するとしている。その機能として挙げられているのが、価値の貯蔵手段とプライバシーだ。

さらに将来的な仮想通貨の主なユースケースは、オフショア預金ツールとして使われる可能性が高いようだ。現状、オフショア預金ツールとしての需要は拡大していないものの、今後インターネットを通じた仮想通貨の保管サービスが登場すれば、需要が拡大すると報告されている。

またオフショア預金ツールとしての需要を拡大させる要因として、いくつかの例を挙げている。政府による個人資産の凍結、法定通貨の価格の大きな下落、人々の財政政策に対する不満の高まり、政府債務の増加による不安の増加などだ。

例に上げたような問題の解決策として、通貨としての機能を持つビットコイン(BTC)や、取引にプライバシー性を持つモネロ(XMR)が使われるとSatis Groupは考えている。また、需要拡大に伴いBTCとXMRの価格も上昇するだろうと予測している。

仮想通貨を機能別に分けた市場のドミナンス予測では、10年後の通貨部門はBTCが80%のシェアを獲得し独占的な地位を築くことが予測されている。さらにプラットフォーム部門では、イーサリアム(ETH)が50%のシェアを獲得し、プライバシー部門ではXMRが60%のシェアを獲得するだろうとされた。

十年後の仮想通貨の価格予測としては、上昇率が最も高かったのは3.8万%のXMRだ。ついで上昇率1900%のBTCとなっている。XMRとは別のプライバシー通貨ダッシュ(DASH)も1400%の上昇が予測されている。

一方、今後の大きな下落を予測されたのがXRPとADAでどちらも価格の下落が99%に達すると予測されている。XRPの下落を予測する理由として、中央集権のネットワーク上では独自トークンが不必要であることと、誤認識を与えるようなマーケティング手法が挙げられている。

今後仮想通貨のユースケースが増える分野として、ゲーム分野とギャンブル分野、さらに銀行口座を持たない人への金融サービス分野で、仮想通貨が活用される可能性が高いと報告された。


Satis Group


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