2018.04.20 (Fri) news

半導体TSMC、マイ二ング需要で売上増加 韓国では輸入規制の動きも

Written by 真田雅幸

半導体製造メーカー大手のTSMCは今週木曜日、2018年の第一四半期の決算を発表し、売上は昨年同時期比6.1%増加の8700億円を記録した。マイニング用チップへの需要が売上を押し上げた。当期純利益も2.5%増加し3762億円となっている。

TSMCのシー・シー・ウェイ最高経営責任者(CEO)は、「仮想通貨のマイニングに使われる高性能チップへの需要の高まりが売上に影響した」と語っている。

マイニングハードウェアを販売する中国のビットメインは最近、イーサリアムとモネロのマイ二ング用ASICの販売を開始している。TSMCの決算発表によると3月だけでも3762億円の売上があったと報告されており、月間売上の過去最高を記録している。これには、パートナー企業であるビットメインのASIC発売の影響が大きかったものと思われる。

世界各地でマイニングを行う人が増えているものの、それに伴う懸念も出てきている。

韓国では、マイ二ングに大量の電力が使われていることへの危惧とともに、ハードウェアが発する熱による火事を心配する声もある。韓国の関税局からの情報によると今週、輸入時に当局から認定が必要な品目一覧に、マイ二ング用チップが追加されている。この一覧に追加された品を韓国に輸入するには、国が定める衛生面や安全面の基準をクリアしなければならない。

韓国の地元メディアによると、マイニングチップの輸入が増加しているとのこと。昨年12月だけで454のマイニングチップが輸入されており、日本円にして約1.3億円分の輸入額を記録している。今後、韓国では当局がマイニング事業者に対して安全性の点検が実施される可能性がある。

マイニング需要が伸びる一方、マイニングに関する犯罪も増加している。今月はじめには、業務用に安価で供給されている電力を不正入手しマイニングを行っていた韓国人14名が逮捕されている。以前は、人から仮想通貨を騙し取るなどの犯罪が多かったが、最近では電力を盗み仮想通貨をマイニングするといった犯罪が世界中で横行している。


Coindesk1
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